スポンサーリンク

神宮前「肉の森」のデミハンバーグランチ

神宮前にうまいハンバーグの店があるということで、ちょっと食べに行ってみました。

肉の森

肉の森

原宿からだと竹下通りを抜けたちょっと先の路地裏。アパレルショップで埋まったファッションビルの 1F に、飲食店とは判らぬ佇まいなのがその店です。

その名も「肉の森」。神宮の森のすぐ近くにあるからですかね。ちなみに吉祥寺や渋谷にある超人気店「挽肉と米」の系列店だそうです。
しかし挽肉と米のように朝から記名しないと食べられないような店ではなく、普通に入れます。ただ時間帯によっては少し混むようで、私は 11:20 頃に着いたら満席、先に食券を買って「30 分後にまた来てください」とのこと。原宿~表参道付近ならば 30 分くらい潰すのはわけもありません。

肉の森

時間通りに再来店して着席。店内はカウンターのみ、目の前でハンバーグが調理されていく様子が観察できます。が、座席によってはコンロから遠く、さほどエンタテインメント性はありません。
手前側に大きな羽釜が二つあって、これで炊いたご飯が食べられると思うと期待が高まります。

肉の森

カウンターにはちょこんとした祭壇的な台が設置されています。料理はカウンター越しにこの台上にサーブされるようですね。
挽肉と米ではミニ網だったけど、こういうのちょっと楽しい。

肉の森

おいしい食べ方の解説シート。食材や調理法の蘊蓄ばかり垂れ流されるとうんざりするけど、どうやって食べるのが一番おいしいかという視点で書かれていると読み込んでしまいます。

ちなみにメニューは 5 種類しかなく、それもハンバーグとビーフシチューのどちらを選ぶか、およびハンバーグの味付け(塩 or デミグラス)の選択のみ。今回は塩+チーズ乗せデミハンバーグの「肉の森セット」を選びました。

肉の森

まず出されたのはコンソメスープ(ホット)。
ショットグラス並の小さな器に出てきて少し面食らいましたが、飲んでみるとこれがおいしい。シンプルなコンソメスープでありながら、味・コクともに濃い。ついもっと大きな器で飲みたいと注文をつけたくなるうまさ。

肉の森

続いて一品目の塩ハンバーグ。いきなりハンバーグがオンザライス状態で出てくるインパクト。
ちなみに挽肉と米のハンバーグは 1 個 90g(×3)なのに対して、この店のハンバーグは 1 個 130g(×2)とのこと。合計肉量ではほぼ同じですが、1 個あたりが大きいから茶碗に乗って出てくると存在感あります。

肉の森

箸で切るのではなく直接かぶりついていただきます。
厚みのあるハンバーグ、肉は粗挽きを超えてザク切りのまま固めたような感じで噛み応え、食べ応え強し。焼かれているのは表面だけで、中は半生状態。下味がついているから何もつけなくても十分うまい、肉のうまみをそのまま味わう感じ。

ハンバーグ単品の満足感ならば挽肉と米のそれを超えています。この肉の味でいただく白飯もイイ。

肉の森

調味料はシンプルに岩塩と黒胡椒だけ。
ほとんど何もつけなくてもおいしいけど、生肉部分には少し塩胡椒を振るとなお良し。

ただ、どうしても挽肉と米と比較してしまうのですが、多数の薬味でどういう味にするかを悩みながら食べるのが楽しかった挽肉と米に比べると、ちょっと物足りなさがあるのは事実です。

肉の森

一個目のハンバーグを食べ終わったところで口直しの小鉢。牛すじ煮込みと野菜の胡麻酢和え。どちらもほんの一口の量。
この牛すじがまた、時雨煮っぽい感じで味が染みててうまい!こんなちょびっとじゃなくて皿一杯に欲しいと叫びたくなります。

肉の森

そして二杯目のごはん。
さっきは肉汁まみれだったから米自体の味がよく分からなかったけど、試しに白飯だけで食べてみてもさすがのおいしさ。やっぱり竈と羽釜で炊かれたごはんはおいしい。

肉の森

そこにデミハンバーグが登場。
上に乗っかってるのはクリームチーズの味噌漬けを炙ったものです。クリームチーズの味噌漬けっていったらそれ単体でつまみになるくらいの大好物。それがデミハンバーグの上に乗って出てくるなんて反則でしょう。

ハンバーグはシンプルに塩で食べてもおいしかったけど、デミソースだとまた別の顔。そこに味噌クリームチーズが絡むと超濃厚、まさにうまさのジェットストリームアタック。これはうまい…。

肉の森

ハンバーグを食べ終わったら、残ったライスをデミソースにぶち込んでかき混ぜていただきます。これのためにごはんをあえて 1/3 くらい取っておいたのでした。
デミライスにしたことで、デミグラス単体でも十分おいしかったことが改めて分かります。

期待通りおいしいハンバーグランチでした。
狭い店舗の中である程度回転率重視でやっている営業形態なので、入店から退店までの一続きの「体験」としてみた場合は「挽肉と米」のほうが圧倒的に楽しいし満足感も高いのは事実です。でもあの店はあらかじめ行く日を決めて朝から半日使う覚悟でないと行けないハードルの高さがあるのに対して、この店はちょっと待つけど思い立った日に食べに行ける気軽さがいい。

レア系ハンバーグを食べさせる店は近年増えていますが、都内ならこの系列が別格ではないでしょうか。
いずれまた食べに来ようと思います。

ごちそうさまでした。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました