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オールドレンズ・ライフ 2019-2020

澤村徹 / オールドレンズ・ライフ 2019-2020

オールドレンズ・ライフ 2019-2020 (玄光社MOOK)

気がつけば今年もこのムックが発売される時期になっていたのでした。

本日発売です!【オールドレンズ・ライフ 2019-2020】: metalmickey's blog

毎年恒例、澤村徹さんのオールドレンズ本。昨年のバージョンではタイミング的に直前に出てきた EOS R やニコン Z、L マウントアライアンス関連の話題はカバーできていませんでしたが、今回は当然織り込んできています。今や主要三社+α のカメラボディで世にあるほとんどのオールドレンズをオリジナル画角で楽しめる時代、こんな未来がやって来るなんて十数年前にオールドレンズに手を出した当時には想像もしていませんでした。
なお今年は電子版も紙版と同時発売になったため、Kindle 版を購入。せっかくの作例を印刷で見たいと思いつつも、これだけバックナンバーが溜まってくると電子版のほうがありがたい(笑

オールドレンズ・ライフ 2019-2020

というわけで第一特集は α7 だけでなく EOS R・ニコン Z・パナ S1 も含めたフルサイズミラーレス×オールドレンズで来るかと思ったら、まさかのオールドズーム特集!今までこういう切り口の記事は見たことがないから新鮮。オールドレンズユーザーでも利便性重視で使う標準ズームはキットレンズ等の現行 AF レンズという人がほとんどではないかと思います。私も、CONTAX G レンズは高価すぎて手が出ない Hologon 以外の単焦点は全て揃えたけど、ズームだけはまだ手を出していないんですよね。Vario-Sonnar 35-70G をミラーレスで使っている人自体が少なくて情報もあまりないし。
しかしほとんどのフルサイズミラーレス用標準ズームレンズが大きくて重いものばかりになっている今、あえてコンパクトさ重視でオールドズームという選択はアリだと思うのです。Y/C・G に関わらず CONTAX 用のズームレンズは評価の高いものが多いし。こういう特集、待っていました。

オールドレンズ・ライフ 2019-2020

そして第二特集は順当にフルサイズ(+中判)ミラーレス特集。最新のフルサイズミラーレスのどれがオールドレンズに向いているかという視点でまとめられています。
ミラーレスが一眼レフを超えようとしている今、遊び用よりも本気のカメラとしてミラーレスを選ぼうとしている人のほうが多いとは思いますが、オールドレンズ好きであれば無視できないのがこの観点。私が以前検証したとおり α7 III はそれ以前の世代とは一線を画すレベルでオールドレンズとの相性が向上していますが、他社もなかなか。α7 III に匹敵する相性の良さを誇るニコン Z に、EVF の精細さで MF 向きのパナ S1 など、オールドレンズ視点で選ぶとフルサイズミラーレスがまた違った見え方をしてきます。

オールドレンズ本もこう毎年出しているとそろそろネタも尽きてくるのでは…と思っていましたが、なかなかなくならないものですね。「オールド」というからにはレンズの絶対数は増えてこないはずなのに、ボディ側の進化だったり新しく MF レンズが開発・発売されたりして、切り口が広がっているのを感じます。そろそろ新品 MF レンズの話題も増えてきて厳密な意味での「オールドレンズ・ライフ」になっていないような気もしますが、かといって「MF レンズ・ライフ」だとそれはそれでなんか違う気がするという(笑。

私はまだあまりじっくり読み込めていないので、ちょっとずつ読み深めていこうと思います。
そういえば最近中古屋巡りもしばらくしていないので、久しぶりに新宿~中野方面にでも行ってこようかな。

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