BMW、2009年末でのF1撤退を発表 (F1-Live.com)
BMW が今シーズン限りでの F1 撤退を発表しました。まあ、ホンダの電撃撤退の際にも次はルノーか BMW か、と言われていたので、さほど驚きはありませんが、なんというか・・・。
昨年の初優勝から今年はチャンピオンシップを狙いにきてアグレッシブな開発を行った結果、それが裏目に出て今季は下から 2~3 番目という超低迷ぶり。マーケティング目的で KERS 搭載を強行し、それが失敗に終わったことも投資の増大と成績低迷の一因でしたが、初優勝から撤退までの道のりがまるでホンダと同じで、溜め息が出てきますね。
チームの今後はまだ明らかにされていませんが、来季の新規参入落選組チームのいくつかがこの空席を狙っていることは間違いなく、どこかに売却されてチーム自体は(母体が変わっても)存続するのか、それともチームは消滅して別のチームがその席を埋めるのか。どちらにしても、来季の 13 チーム出走は安泰と考えて良いんですかね。
ドライバーの去就ですが・・・ハイドフェルドは新規参戦チームあたりにその経験を重宝がられる可能性は高いですし、古巣ウィリアムズに戻るという噂もあります。クビサは今季こそ結果を出せていないものの速いドライバーという評価に翳りはないので、どこかのチームに残る可能性は高いでしょうね。折しもフェラーリのマッサ代役議論が大盛り上がりで様々な憶測が飛び交う中、クビサが当面のマッサ代役を務めるという噂すら出てきています(笑。
これまでのスキャンダルで FIA を裏切ることができなくなったマクラーレンと、ホンダが撤退して FSW も F1 開催から手を引き、もう逃げ場がなくなったトヨタからは既に F1 参戦継続を強調するリリースが出ているようですが、まだ追随していないルノーあたりはちょっと危ないんじゃないかと。来季は求心力であるアロンソが離脱する可能性が限りなく高いとも言われていますし、アロンソ離脱と同時にルノー撤退、チームはブラウン GP のようにフラビオ・ブリアトーレが MBO というシナリオもあり得ますが・・・。
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