軽井沢に行ったら、一度は立ち寄ってみたかったのが星野リゾートが運営するハルニレテラス。軽井沢に行ったことがなくても名前を聞いたことがあるくらい有名な場所とあっては、ミーハーでなくともどんなところか気になるというものです。
駅からはちょっと離れた立地で主に自家用車を想定しているのだと思いますが、私は軽井沢駅からタクシーで来てみました。
森の中にいくつかの木造商業施設を建て、それらをウッドデッキで繋いだこのエリアがハルニレテラス。人気のスポットだけあってあいにくの悪天候にも関わらず、けっこうな人出です。
ここに並んでいる店舗は大半がインテリアや雑貨のお店かカフェ/レストラン。雑貨店は買うというよりもウィンドウショッピングを楽しむ感じですかね。
カフェ/レストランはおいしそうなお店がいくつかあったので、ランチタイムにめがけてやってきて、こちらのお店に入りました。
川上庵の蕎麦とどちらにするか迷った挙げ句、ベーカリーレストランの沢村を選びました。
11:30 頃に到着したところ既に満席、店先で LINE の順番待ちアプリを使って整理券を発行。ちょうど正午頃に入店できました。
メニューはこんな感じで、さすがベーカリーレストランだけあってパン類がおいしそう。でも肉類の自己主張も見逃せないものがあります。
そして、目の前を通ってテラス席に運ばれていくハンバーガーやサンドイッチ類もやたら輝いて見える。これは迷わせるなあ…。
広々とした店内は窓が大きくとられていて、外の緑が美しい。見晴らしの良いお洒落なカフェでランチ、って軽井沢感ハンパない(ぉ
東京の自宅で半年引き籠もっていた現実から離れてリゾートに来たんだ、という実感がものすごく湧いてきます。
ハンバーガーとサンドイッチ以外のランチメニューについてくるパン。店内のベーカリーで焼きたてのパンが篭で提供されてきます。しかもおかわり自由。これは嬉しい。
パンは何種類もありますが、販売もやっているベーカリーなだけあってどれもおいしい。個人的には食パン(写真にはないけど)が一番おいしかった。ついお土産に買って帰ってしまいました。
チーズバーガーランチ。何の変哲もないオシャレハンバーガーに見えるけど、まずパンがおいしい。そしてパティが想像を超えて肉肉しい!しかも二枚入り。こういう雰囲気のカフェだから味は良いけどちょっとお上品な感じなんでしょ、と思っていたら頭をぶん殴られたくらいのインパクトでした。肉の食感と肉らしい味を感じる粗挽きのパティ。これはうまい。
こちらはパスタランチの軽井沢ナポリタン。これもズッキーニが入っているのが珍しいくらいでオーソドックスなナポリタンだと思っていたら、まずは麺がもっちもち。これは生パスタですね。ゆで加減もちょうど良く、そこにオイル多め・味濃いめのトマトソースが絡んでとてもおいしい。これはナポリタンをおかずにパンが食べられてしまう。
豚肩ロースの地ビール煮込み。こういう余白の多い皿はイイ感じに撮るのが難しい(汗
軽井沢産の黒ビールで煮込まれたと思われる肩ロースはトロットロ。これも期待を上回るおいしさで、またしてもパンに合う。
キッズプレート、いわゆるお子様ランチもこの内容。大人でもこれで満足できてしまいそうなくらいのボリューム感があります。
ハンバーガーは単品のチーズバーガーをそのままサイズダウンしたおいしさだし、ミートソースパスタも生麺。この店のランチメニューのおいしいところ全部入りという感じで、小学生以下しか注文できないというのが惜しいくらい。
いやあ、おいしかった。正直なところ、立地や雰囲気先行で味はそこまででもないのではと予想していたのですが、見事に裏切られました。これは東京にあってもかなり人気出るタイプのレストランなのではと思ったら、ちゃんと東京にも新宿や広尾に出店しているんですね…今度行ってみよう。
軽井沢、観光らしい観光もあまりしませんでしたが、おいしいものを食べてゆったり過ごすだけで十分楽しかった。
私は他の人と比べて気持ちの浮き沈みが少ない自覚があり、あまり落ち込まない代わりに旅行に行ったりしても元気になれたとか明日からも頑張ろうと思えた経験って少ないのですが、今回ばかりは「この楽しかった思い出があれば、明日からまたしばらく頑張れそう」という実感がありました。それだけ楽しかったのもあるし、半年間の軟禁生活がそれだけ応えていたということでもあるのでしょうね。
そう遠くないうちにまた旅に出ようと思います。それに旅に出ないまでも、首都圏のおいしいものをいろいろ食べて元気をもらおうかと。リモートワーク生活はまだまだ続きます。
コメント