「この組み合わせ、2021 年パフェ界のニュースタンダードになるぞ」
というわけで先日に引き続き『孤独のグルメ Season9』第 2 話聖地巡礼レポートの続き。同じく神奈川県中郡二宮にある喫茶店へとパフェをいただきにやって来ました。
駅近く、ごちゃごちゃっと飲食店その他が入居しているビルにある喫茶店「山小屋」。ログハウスを模した外観からして、気取らずに落ち着けそうな雰囲気が漂っています。
山小屋、いいねえ。
こちらがゴロー席。しかし一人客は通常カウンター席に通されるようです。それもそのはず、休日ともなれば放送前からひっきりなしにお客さんが入っていて、テーブル席が空いている時間が少ない。家族連れやカップル、ご近所と思しき奥様方の会合など、地元のお客さんに愛されている喫茶店の模様。
入口でアルコール消毒を済ませたら、カウンターの中央に着席します。
パフェやあんみつが写真付きで目に飛び込んでくるメニュー。こういう見た目の豪華なスイーツは甘党でなくても心引かれる。
コーヒーにこだわってるっぽい喫茶店なのに、甘味は和洋どっちでもいけるというのがいいじゃないですか。
バインダーのメニューを開くとさらに豊富なお品書きの登場。こういうところで食べるピザって素朴でおいしいんだよなあ。
他にもケーキにホットケーキ、アイスクリーム、パフェ…。
ん?オリジナルパフェ?
1~4 を自由に組み合わせて、あなただけのパフェ…面白いことしてくれる。
アイスクリームを選んで、フルーツ、ソース、トッピングの順で…これは片手間にはできんぞ。
しかも組み合わせは無限にあるように見えるけど、オーソドックスにフルーツ系で行くか、チョコレートで攻めるか、はたまた和風に振ってみるか…など方向性が大事。相性の良くない組み合わせってのもあるからなあ。
ちなみに訪問時は放送前だったので、ゴローが食べていた組み合わせを当てるには事前の予告映像から推測するしかない。これは難しい。
というわけで、我がオリジナルパフェ。
洋なしアイスをベースに、パイナップルとマロンクリームソース、それとコーンフレークトッピングの組み合わせ。
予告映像だとアイスが黄緑色に見えたから抹茶か洋だろうなと推定していて、絞り込みまでは合っていたけど最後の二択で外してしまいました。だって抹茶とパイナップルを組み合わせるなんて思わないじゃないですか(汗)。論理ではなくあみだくじで選ぶとはさすがに想像がつきませんでした…。
それでも、ゴローちゃんとはちょっと違う自分流オリジナルパフェ、これはこれでおいしい。
洋なしアイスは爽やかな香りと酸味の混じった大人っぽい甘さ。マロンクリームとフルーツって合うのか不安だったけど、これが意外に相性良い。まったりと爽やかの組み合わせ、お互いを補完するようなうまさがある。そこにコーンフレークのサクサクが楽しい。
おっ、パインおいしい!
ドラフト一位を引き当てた気分。
缶詰じゃなくて生パイナップル、しかもどどんと大ぶり。蜜たっぷりで甘いし、これはめちゃくちゃうまい。
洋なしアイスとも絶妙なハーモニーを奏でているし、この組み合わせにして大正解。
この勝利の甘さをとこしえに味わっていたい。
アイスコーヒーもこの店でちゃんと淹れたやつ。
ステンレスマグに入ってくるアイスコーヒーってなんか嬉しい。
こんな渋い喫茶店で四十路男が独りパフェっていうのもおかしいけど、この店にはそれさえ認めてくれる包容力を感じます。
外出できない生活になって、こういう店でゆっくりコーヒーと甘味を味わう機会もすっかりなくなっていたけど、やっぱりこういうのいいなあ。
チェーン系のカフェよりもこういう店で自分の時間を過ごせる大人になりたかった。少しだけ、その気分を味わわせてもらった気分。
ごちそうさまでした。
今度来る機会があったら、次こそは抹茶×フルーツ、試してみよう。
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