久しぶりに横浜に行ったなら、是非とも寄って帰りたい場所がもう一つありました。それはこの blog ではおなじみのこちら。
横浜浅間下の BAR THE GINTONICX です。
全国的に感染者が増えているこの時期に飲みに行くのはどうか…とは少し思ったのですが、COVID-19 が始まる前からこの店は 20:30 を過ぎるまであまりお客が入らない(笑)。まあバーですからね。だから早い時間なら感染を気にする必要もあまりないだろうし、そもそもカウンター席なら飛沫が問題になることも少ない。というわけで、懇意の店を応援する意味も込めて訪店。
しかしお店の方は神奈川県の要請に基づき年明け 11 日までは 22 時までの時短営業中。本来ならば飲食店はかき入れ時だというのに、依然として厳しい状況が続きます。
前回来たのは市中での感染がまださほど広がっていなかった 2 月末だったから実に 10 ヶ月ぶり。そもそも旅行以外で夜にお酒を飲むこと自体が 9 ヶ月ぶりなわけで、こういう状況下ながら久々に来れたことが嬉しい。
カウンターからのこの眺め、久しぶりすぎて少し懐かしさすら感じます。
この酒棚越しの暖かい光、やっぱり落ち着くなあ。このご時世だから宅飲みが中心になるわけですが、自宅だとこういう薄暗がりの中で飲むようなシチュエーションってなかなか作るのが難しいですからね。
もう冬ということでメニューはこんな感じ。みかんとかストロベリーとか白菜とか、冬らしいジントニックが並びます。
白菜ジントニックは色物っぽく見えるけど、以前飲んだ感想としては全然アリ。日本人の心に沁みるジントニックと言えます。
久しぶりにつき定番の昆布ジントニックから始めます。
既に自分の舌にすっかり馴染んだ昆布ジントニック、もはや子どもの頃からずっと飲んできたかのような落ち着きを感じます。自分にとってはもう昆布茶に近い感覚(笑。
今回は 18:30 頃に一番乗りで入店したところ、早い時間にも関わらず私の後にも何人かのお客さんが入ってきて、この時間帯にしては珍しく盛況。でも会話は「景気悪いねえ…」的な話題に触れがちで、ちょっとしんみりしてしまいます。
二杯目は馬告(マーガオ)ジントニック。これ初めて飲みましたが、馬告とは台湾のスパイスでレモングラスのような風味があります。
確かにレモンに似た爽やかな香りに、少し苦み走った後味。それがジントニックのスキッとした飲み口に合っていて、何杯でもいけそう。
そしてみかんジントニックへと続けます。
果肉入りのみかんジントニック、コタツじゃなくてカウンターだけど、これもまた正しい日本人の冬という感じ。オレンジじゃなくてみかんなのが良い。
つまみはカキチャウダー。クリーミーなスープに小ぶりなカキとゴロゴロ野菜がおいしい。
そうそう、こういう暖まるやつが何か一皿欲しかったんですよ。これは嬉しい。
最後の一杯も冬らしく、アイリッシュコーヒーで〆。
ホットコーヒーとアイリッシュウイスキーの香りが渾然一体となり、それを生クリームが蓋をして冷めるのを防ぐ。これもまた身体がポカポカしてきます。
そういえばこの店の影響で自宅で飲むウイスキーもジェムソン一択にしているんだから、その気になれば家でも作れるんですよね。生クリームを用意するのが面倒だけど、冬の間は自宅の定番ドリンクにしようかな…。
久しぶりに自分の生活リズムとは違う時間の流れを感じて、リフレッシュできました。これで来年もまた頑張れそう。
状況次第だけど、横浜ガンダムもまた見に行きたいし、そう間を置かずにまたこの店に行こうと思います。
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