この夏は数えるほどしかまともな外出をしておらず、夏らしいこともほとんどしていません。そういえば今年はまだかき氷すら食べていなかったことを思い出したので、夏季限定のかき氷を食べに富ヶ谷まで行ってきました。
Minimal -Bean to Bar Chocolate-
やってきたのはかき氷の店ではなく、チョコレート専門店。
基本的には販売がメインですが、店内では普段からチョコレートドリンク等のイートイン(ドリンクイン?)が可能になっています。
ここ富ヶ谷本店で昨年から始まった夏季限定のチョコレートかき氷が気になっていたんですよね。
【7月30日~販売の新作】トロピカルフレーバーティーのような「チョコレートかき氷」 – Minimal -Bean to Bar Chocolate- _ TOKYO
今まで銀座店には行ったことがあったけど、富ヶ谷の本店には初めて来ました。
カウンターには販売用の商品が並んでいてこれも魅力的なのですが、今回の目的はあくまでかき氷。
ちなみに販売されているチョコレートはこんな感じ↓です。
店内メニュー。かき氷以外にも「ショコラトル」「チョコレートソーダ」「カカオパルプジュース」という、名称からではちょっと想像もできないようなドリンクが並んでいて気になります。
注文後、店内の飲食カウンターに着席して待っていると、まずはドリンクが運ばれてきました。
かき氷のほかに、暑いから飲み物でスッキリしたいと思ってチョコレートソーダをオーダーしてみました。
アイスココアじゃなくて、チョコレートのソーダ。そんなの今までに飲んだことがありません。普通ならサンガリアあたりが出す変な飲み物カテゴリに属しそうだけど(笑)、これは歴としたチョコレート専門店が作ったドリンクです。
飲んでみたところ…おおお、これは面白い。柑橘系の酸味と炭酸のスッキリ感が前面に出て、チョコレートは甘みよりもカカオの香りを感じます。ストローを伝ってときどき口に入ってくるオレンジピールがまたイイ。オレンジとチョコレートといえば「オランジェット」というオレンジピールをチョコレートで包んだお菓子があるくらいだから、相性が悪いわけがない。これは気に入りました。
そしてチョコレートかき氷。
インド産カカオを使ったかき氷に紅茶の練乳と紅茶ゼリーをトッピングしたものだそうです。もっとチョコレートづくしなのかと思ったら、紅茶の香りがアクセントなんですね。しかも紅茶の練乳って初めて、これは面白い。
「チョコレートかき氷」というネーミングから想像されるのとはちょっと違った、甘さ控えめでカカオと紅茶の香りを感じるかき氷。カカオは Minimal のチョコレートと同様に粗めの粒子がそのまま入っていて、噛むごとに粒子からカカオの香りが広がってきます。これはむしろ「カカオかき氷」と言いたくなるほど、カカオを堪能できるかき氷です。
練乳も一般的な練乳のような甘さはなく、ほんのり感じる紅茶とカカオの香りのハーモニーを楽しむ感じ。そこに紅茶ゼリーの食感が時折混ざってくるのが楽しい。
食べ進めていくと、中からチョコレートアイスと杏が出現。アイスはこれまた甘さ控えめの大人っぽい味。そしてここで登場する杏の甘酸っぱさが、ここまで食べてきたカカオと紅茶の香りとは一変した華やかさと爽やかさを添えてくる。さっきのチョコレートソーダといい、このカカオとフルーツの組み合わせ、癖になりそう。カカオ豆の品種や煎り方・挽き方によって様々なフルーツのような香りを感じられるチョコレートを生み出してきた Minimal だから、カカオとフルーツをどう組み合わせたら美味しいかを熟知しているんだろうなあ。
いやあ美味しかったです。女性客の多い Minimal の店頭で、男一人でスイーツを食べるのはちょっと気恥ずかしかったけど、途中からそんなことをすっかり忘れてしまうほどでした。
ごちそうさまでした。
今度またチョコレートを買いに来ます。
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