インテル、第4世代Coreプロセッサを正式発表 ~新省電力機能を搭載し、モバイル向けはチップセットも1チップ化 – PC Watch
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Intel の新 CPU、コードネーム「Haswell」が正式発表されました。とはいえ自作市場向けには先週末から秋葉原で先行販売が始まっていたので、今回はその正式発表と、モバイル向け CPU の発表という形。
先代 Ivy Bridge は Sandy Bridge の実質的なマイナーチェンジ(プロセスシュリンク)版という位置づけだったので、Haswell では大幅な改良が加えられてくるのかと思いきや、今回はプロセスルールの変更もなく、マイクロアーキテクチャの小変更程度。CPU としては今回もマイナーチェンジではありますが、大幅な消費電力(待機電力)低減と GPU コアのアップデートというのが大きな変更点。どちらかというと、半導体の進化の方向性をピーク性能の向上ではなく電力効率の向上に振り向けた格好で、ARM 系 SoC に対抗し、タブレット/コンバーチブルタイプの PC や Ultrabook の商品力強化に繋げるのが狙いでしょう。
個人的にはちょっとそこまで Ultrabook に傾倒しちゃっていいの?という疑問を持たなくもないんですが、デスクトップ PC 向けにはプロセッサ性能なんておおむね飽和状態でもあるわけで、SoC の脅威にさらされているモバイル領域に注力するのは自然な流れでしょう。Windows RT が躓いているうちに流れを引き戻しておきたい、というのもあるんでしょうね。
私は 1 年前に Ivy Bridge ベースで自作機をリニューアルしたところで、CPU 性能には今のところ不満はないし GPU は外付けなので、Haswell で自作機をリニューアルすることはないかな。その代わり、Haswell によってモバイル PC の設計の自由度と省電力、およびグラフィック性能は大きく向上するはずで、魅力的な製品が各社から出てくることに期待。私は自宅ではすっかり自作機+タブレットの生活になってしまいましたが、数年ぶりにプライベート用のモバイル PC で買いたくなる製品が出てきてほしいなあ、と思っています。ハードルは、やっぱりどうも Windows 8 には馴染めそうもない、というところですが…。
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