ラゾーナ川崎へ買い物に行ったら、知らない間に 4F に鼎泰豐が開店していることに気づいてしまいました。これは食べるしかないと思って入ってみました。
鼎泰豐は台湾発祥の点心のお店。日本では高島屋をはじめお高めのデパートのレストランフロアに入っていることが多く、あまり行く機会がありませんでしたがラゾーナにあるとなれば話は違う。調べてみたら 2021 年秋に開店していたようですね。
ラゾーナの飲食店の中でも単価高めにも関わらずお昼時は待ちが出るほどの人気でした。
鼎泰豐の象徴がこのガラス張りの厨房。ここで小籠包が作られている様子を見ることができます。台湾の店舗に比べると規模が小さいけど、これを見ると鼎泰豐に来た実感が湧きます。
小籠包だけで無数にあるメニュー。これ以外にも餃子や焼売などの点心が充実していて、他にも一品料理や麺・飯類も豊富。ランチタイムには麺・飯と小籠包のセットメニューなんかもあります。
どれもおいしそうで迷ってしまう。
小籠包を注文するとまず提供される小皿。この刻み生姜に小籠包のタレを垂らして、小籠包が蒸し上がってくるのを待ちます。
まずはプレーンな小籠包から行くのが正道でしょう。
蒸籠が運ばれてきて、蓋が取られて湯気が立った瞬間から幸せ。
小籠包の食べ方は、まずはレンゲに載せて何も付けずに箸で皮を少し破ります。そして溢れ出てくるスープを一口飲んでみる。このうまみがたまらないんですよ。
スープの味を楽しんだら、タレの染みこんだ刻み生姜を載せていただきます。
薄手だけどもっちりした皮、肉汁あふれる具、そこに生姜とタレによる味付けが何とも言わせません。くぁー、うまい。
一品料理も、ということで豆腐干と昆布のあえもの。
ちょっとした中華前菜的なものだけどこういうのがうまいんだ。つい紹興酒とかを頼みたくなるところだけど買い物に来たことを思い出して自制。
大根餅。
表面カリカリ、中はもっちりという大根餅のお手本のような大根餅。これもまたお酒が恋しくなるやつ。買い物全部済ませてから食べに来るべきだったか…。
変わり種系小籠包ももちろんいきます。
こちらは海鮮小籠包 3 種盛り。ホタテ、ずわい蟹、辛子明太子がそれぞれ入っています。
ホタテは期待に違わぬうまみの強さ。
ずわい蟹は口の中が蟹でいっぱいになる、これもうまい。
でも個人的大ヒットは辛子明太子。白飯と食べる明太子とも、クリームパスタに入った明太子とも全然違う、点心に明太子が入るとこんなになっちゃうのか!という驚きがあるうまさ。これはクセになりますね。
もちごめと豚肉入り焼売。
モッチモチの餅米が豚肉と小エビのうまみを吸収して最強になってる。正月に食べた餅とは方向性の違う餅米、これも気に入った。
野菜と豚肉入り蒸し餃子。
この店には焼き餃子もあるけどどうせなら蒸し餃子が食べたい。
はち切れそうなほどみっちりと入った具と、これまたモチモチの皮が良い。
麺類、これは牛肉麺(ニューローメン)。
牛の角煮的なのが入った旨辛スープの麺。ピリ辛だけど逆にそれが後引く感じで、スープを飲む手が止まらなくなります。それを受け止める麺のしっかりした感じもイイ。
えび入りチャーハン。
「パラパラのチャーハンとはこういうものだ」と言わんばかりに見事に作られたチャーハン。おいしいのに食感が軽くていくらでも食べられそう。
期間限定メニューの香辣醤(シャンラージャン)タン麺。
ふわっふわで優しい味のかき玉とシャキシャキのキクラゲ、それに組み合わされた香辣醤の香ばしさとピリ辛な感じが私好み。辛すぎないのがちょうど良いですね。これも気に入った。
そして超シンプルな「蒸し鶏麺」。
じわーーーっと染みてくる鶏のうまみ、ちょうど良い塩っ気。ちょっと置いといたら延びてしまいそうな細麺もいいじゃないですか。
結局最終的にはここに帰ってくるんだなあ、と思える味。こういう鶏スープ麺が一番いいんですよ。
アツアツのあん入りまんじゅうも良し。
久しぶりの鼎泰豐、めっちゃおいしかったです。大満足。
他の店舗だとわざわざ食べに行く感じだけど、個人的にはラゾーナなら気軽に食べに行ける。まあ値段的には気軽にとはいきませんが、年に何回かなら家族を連れて行こうかな。
ごちそうさまでした。
コメント