「もうすぐ薔薇は咲く」
[ Sony α7 IV | Sony FE 70-200mm F2.8 GM OSS II ]
『機動戦士 Gundam GQuuuuuuX』が完結してから早くも二週間が過ぎました。最終話放送前はもう 7 月以降はしばらくロスに陥るんだろうな、と予想していたら実際にはそこまででもなく。結末が(いろいろと謎が残ったままとはいえ)明確なハッピーエンドだったことと、完結後もファンアートや考察で継続的に楽しませてもらえていることがその理由だと自己分析しています。まあ、相変わらずガンプラがまともに買えないことだけはマジで何とかしてほしいですけどね。
アニメの最終回をそのまま引き継ぐかのように、7 月に入って「シャロンの薔薇」が咲き始めました。別名:ムクゲ。自宅近くでも夏になると咲くところがあって花そのものは昔から知っていたのですが、それがムクゲという名前で「シャロンの薔薇」という別名をもつことは GQuuuuuuX をきっかけに知りました。
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これがシャロンの薔薇。薔薇の名を冠しながらも生物学的には葵の仲間とのことです。「シャロンの薔薇」とは旧約聖書に出てくる言葉ですが、ムクゲが本当に旧約聖書のシャロンの薔薇かどうかは諸説ある模様。原産はインド~中国で日本には奈良時代に伝わってきたということで、シャロンの薔薇=インド原産の花=ララァ、と確かに繋がるところではあります。
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こちらは一重咲きのムクゲ。純白の花弁の中心部だけが赤く染まっているのが美しい。こういう姿を見ると南国由来の花というのがよく解ります。系統的にはハイビスカスに近い種ということで、花柱あたりの形状を見ると確かにそんな感じがしますね。
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このムクゲという花は実は街中でもあちこちに植えられていて、知らず知らずのうちに目にしていることに今回改めて気づきました。
花を咲かせる時季は主に 7~8 月、けっこう長い期間咲いているようです。場所によってはまだまだ蕾でこれから、というところもあるようです。
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これは白い八重咲きのムクゲ。花柱が目立たないと確かに薔薇っぽさがある。
でも我々がイメージする薔薇は園芸品種として開発されたもので、この八重ムクゲも同様に園芸品種だと思われます。薔薇もムクゲも原種は一重咲きだったはずで、古代人はむしろ一重咲きのムクゲを見て「茨の花に似ている」としたのかもしれません。
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GQuuuuuuX における「シャロンの薔薇」という名称は「エルメス」という最大のネタバレを避けるために用意された隠語のようなものでしたが、いろいろと考察を誘ううまい演出だったと思います。G-レコに登場した「ヘルメスの薔薇の設計図」を連想させるところもあるし。個人的にはソロモンでのゼクノヴァ発生時にララ音が発生していたことと GQ 世界におけるサイコミュ技術が異常発達している状況から考えて、シャロンの薔薇の正体は別宇宙のエルメスに『2001 年宇宙の旅』におけるモノリス(生命体に知性や技術の啓示を与える)的な役割を足したものではないか?と推測していました。その考察が当たっていたのは嬉しかったですね。それ以外の予想はことごとく外れましたけどね(笑
ということで、この夏の間はそこいらに咲いているムクゲを見かけるたびに GQuuuuuuX のことを思い出しそうです。








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