レーシングフォトグラファー熱田護氏の写真展「600GP The Champions」を見に行ってきました。
600GP The Champions – CO-CO PHOTO SALON -ココフォトサロン-
1992年以来F1グランプリの全戦に帯同し続ける鉄人、熱田護氏。近年は年間レース数増加と円安のダブルパンチで現地取材を諦めるジャーナリストやフォトグラファーも多い中、独りそれを貫き通す姿勢に感服します。
会場は東銀座CO-CO PHOTO SALON。なんか見覚えのある立地だと思ったら銀一の本社ビルじゃないですか。銀一が運営する会場だったんですね。
熱田氏の写真展は2019年に累計500レース帯同を記念した写真集『500GP』の出版に伴う写真展で佐藤琢磨とのトークイベントと併せてお邪魔して以来。あれから6年でさらに100レース以上を積み上げたことになりますね。今は年間24戦あるからどんどん実績が増えていくけど、移動も時差も辛いだろうし体力的な大変さは想像に難くない。

「The Champions」というタイトルのとおり、本写真展は熱田氏が撮影するようになってからの歴代F1チャンピオンに焦点を当てた内容になっています。私がF1を観始めたのは1990年だったから熱田氏のF1でのキャリアとほぼ被っていて、被写体になっている歴代チャンピオンは全部リアルタイムで見てきたし、レース情報誌等で見覚えのある写真もちらほら。まるで自分のレースファン人生を振り返るかのような感覚で観覧しました。個人的には、アイルトン・セナとキミ・ライコネンは特に被写体として映える人物だと思うけど、絶対王者だった頃のミハエル・シューマッハーの存在感はすごいし若い頃のセバスチャン・ヴェッテルの快活さが写真からでも溢れ出てきていたのも印象的。
F1の75年の歴史において昨シーズンにランド・ノリスが史上34人目のチャンピオンになりましたが、レギュレーション大改定の今季は果たして新たなチャンピオンが誕生するのか、それともチャンピオン経験者の誰か(アロンソ、ハミルトン、フェルスタッペン、ノリス)が獲得回数を更新するのか。
会場では来週発売予定の写真集『600GP』が先行販売されていたのですが今日時点ではもう売り切れていました。
また会期中は熱田さんご本人がほぼずっと在廊していたようで私が訪問したときにもいらっしゃったのですが、他のお客さんとの会話に花が咲いていたのでお声がけは断念しました。熱田さん、ずっとニコニコしていらしてF1ファンとの交流を心から楽しんでいるようでした。
以前のキヤノンSタワーでの写真展に比べるとこぢんまりした展示ではありますが、写真そのものの持つ強さや熱量は展示規模に関わらず伝わってきました。自分でもモータースポーツ撮影はするから熱田氏の写真のすごさがよく解る。もちろん公式フォトグラファーが入れる場所でないと撮れない写真というのもあるけど、そうでない写真であっても構図の取り方や流し方、フォーカスの置き方など真似したくても難しい。いつか、たった一枚でもいいからこの領域に近づけたと思えるレース写真を撮りたいものです。
「600GP The Champions」の会期は明日2月12日まで。



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