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F1 アメリカ GP 2024

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三週間空けて久しぶりの F1 グランプリはここから終盤戦に突入していきます。時差の関係で日本からの観戦が辛いレースが続きますが今回はなんとかリアルタイム観戦しました。これが去年みたいなフェルスタッペン圧勝が判りきったレースならアーカイブ視聴でよしとするところですが(笑)、今年はもう誰が勝つか判りませんからね。特に今回はスプリントと本レースで勢力図が変わり、スプリントが本戦のネタバレにはならなかったという意味でも面白いレースでした。

■フェラーリ

まさかこのオースティンでフェラーリが 1-2 を決めるとは思っていませんでした。クルマとの相性が悪くないサーキットではありますが、ノリスとフェルスタッペンがガチンコで優勝争いすると思っていたので。
実際ノリスとフェルスタッペンが優勝争いよりも「相手より多くのポイントを獲ること」を最優先した結果フェラーリを放置した影響が多分にあるにせよ、全く危なげない形での 1-2。今シーズンここまでのフェラーリの勝利(オーストラリア、モナコ、イタリア)よりも明確な差をつけて勝ったレースではないでしょうか。今年のフェラーリ、存在感がないレースをしてたと思ったらいきなり勝ったりして浮き沈みが激しい。
でもルクレールはこれで今季 3 勝目となりシーズン勝利数でノリスと並びました。気がつけばポイント差も 22 まで迫り、ノリスはマックスとのチャンピオン争いよりもルクレールとのドライバーズ 2 位争いの方を意識しなくてはならないように思います。

■レッドブル

スペイン GP 以来長らく勝利から遠ざかっていたフェルスタッペンが、スプリントとはいえ久しぶりに予選・レースともに制しました。
さらに決勝レースでも 3 位表彰台を獲得してノリスとのチャンピオンシップポイントを合計 5pt 広げることに成功。残り 5 レースで 57pt 差というのはセーフティーリードとまでは言えなくともレッドブル的には一息つけた感じかと思います。

ペレスはスプリントでは入賞圏外、決勝は 7 位…つまりリタイヤしたハミルトンを除けば 4 強で最下位といういつものリザルト。もはや来シーズンは角田とローソンの勝った方に取って代わられることが既定路線みたいな報道をされていて、でも結果を見る限りそれもやむを得ないのではないかと。

■マクラーレン

レッドブルが速さを取り戻したのかマクラーレンが失速したのかは不明ですが、前戦までの「クルマの速さならマクラーレンが圧倒的」という状況はちょっと変わってきたように思います。そしてこういう局面になるとノリスのコース上での勝負弱さ(いや決して弱くはないんだけどフェルスタッペンが強すぎる)が結果に影響してくるわけです。以前から予想しているとおり今季はこのままドライバーはマックス、コンストはマクラーレンで決まりだろうなあ。

■ハース

オータムブレイク中に TOYOTA GAZOO Racing との業務提携を発表し、クルマに GR のロゴが掲示されただけでなくパーツ供給も受けるようになったハース。後半戦以来の勢いは止まらず今回もスプリントでダブル入賞、レースでもヒュルケンベルグが 8 位入賞してみせました。今や RB のみならずアストンマーティンまでも喰って 5 番手チームとしてのポジションを確立した感があります。コンストラクターズでもハースはついに RB を逆転して 6 位。勢いからするともう RB は再逆転できないだろうなあ…。チーム的にはいずれトヨタワークスに転身する可能性も出てきたことですし、改めて注目度が高まりました。

■RB

今回からリカルドに代わってローソンがレギュラードライバーの座に。しかも決勝レースでは PU 交換ペナで実質最後尾スタートでありながら見事な走りを見せて 9 位入賞、これは今の RB のチーム力からして大金星と言えます。まあ今回のレースは RB に限らず下位チームはハードタイヤスタートでの 1 ストップ戦略が正解だったから運が良かった部分はありますが、それでもスタートでポジションを 5 つ上げたこととそこからのペースコントロールが良かった。
一方で角田は入賞圏からのスタートながらローソンとは逆のミディアム→ハード戦略は合っておらず、ジワジワとポジションを落としていくだけのレースでした。2 台で戦略を分けたときに下位スタートのマシンがギャンブルに成功するのはアルファタウリ時代からのこのチームのあるあるで、角田はもろにその悪い方にハマってしまいました。来季のレッドブル昇格オーディションと言われる残り 6 レースの初戦でローソンとは対照的な結果となり、最後には単独スピンまで喫するというのはあまり印象良くないだろうなあ…。
幸いにして次の週末にはすぐメキシコ GP がやってきます。角田には今回のレース内容を分析して反省すべき点は反省しつつ、さっさと切り換えて次のレースに臨んでほしいところ。

次のメキシコは例年ホンダエンジンとの相性が良い場所だけに、レッドブル/RB ともに良い結果に繋げてほしい。決勝のスタート時刻も日本時間の月曜朝 5 時なので、なんとかリアタイできるはずです。

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