「独りカルビ、いっちゃいました」
昨日に引き続き『それぞれの孤独のグルメ』第 3 話の聖地巡礼レポートをお届けします。
前回はディナータイムの訪問でしたが、改めてランチタイムにやって来ました。やっぱり井之頭五郎や高垣晴美(演:板谷由夏)がやっていたようなランチ焼肉もやってこその聖地巡礼なわけです。
あったあった、黄色い看板。
この微妙にナナメってる看板、明かりが灯ってないとまたちょっと印象が違う。
今回は奥の小上がり席に通されました。ランチタイムは近隣で働いている人がランチメニューだけサクッと食べに来ることが多いため、匂いがつかないようランチ客はホール/焼肉客は小上がり、という感じで席を分けるようです。つまり昼間は五郎や高垣のようにホールで焼くことはできないんですね。まあドラマ放送後は昼から肉を焼きに来る人が増えそうだからまた運用も変わるかもしれませんが。
ともかくこの程良く狭い空間、却って落ち着く。
ランチタイムは焼肉定食(薄切り肉をあらかじめ焼いたもの)やクッパうどん・テグタンうどんが定番。さらに牛タンカレーや牛スジライスなんかもあって気になります。前回食べて肉の質はもう折り紙付きであることが分かっているから、こういう料理も絶対おいしいに違いない。
注文を済ませたらロースターに火を入れてもらってしばし待ちます。今回はランチタイムにつきビールはガマン。
この煎りごま、前回食べて完全に気に入ってしまいました。他の店でも同じようにして食べたいくらい、自分内焼肉の食べ方上位ランクに躍り出た。
というわけで肉はゲタカルビ…といきたかったのですが、この日も残念なことに売り切れ(泣。
並カルビは前回食べたから今回は上カルビをいってみました。値段的にはゲタカルビより高級です。
この見事なサシの入り具合、間違いなくうまいやつじゃん。もういっそのことこのまま食べたいくらいうまそうだ。
火を通すとサシからジワジワと肉汁が浮かび、食欲を刺激する匂いが漂ってくる。
これは焼き上がりが待ちきれない。ちょっとくらい赤みが残ってるほうがおいしいし、もういってしまえ。
うわぁ~、うまい!!
ゴマを纏うと肉のうまみが際立つ。
並カルビでも十分おいしいと感じたけど、上カルビはさらにその上。口の中で肉汁が猛威を振るっている。
肉汁は、私にとって最高の点滴だ。
食べているところにドラマにも出演されていたマスター(二代目と思われる)が「上カルビいかがですか?今日のはすごくいいんですよ」と話しかけてきてくださいました。いや確かにマスターが自信をもって出してくれるのも頷ける、めちゃくちゃおいしいカルビでした。
続いては、前回メニューを見てから気になっていた、タン切落しみそ漬け。上タン塩があれだけおいしかったなら、みそ漬けも期待できるはず。
出てきたのはやはり厚切りの牛タン。それが見るからに濃厚そうな味噌だれに漬け込まれていて、これも焼く前からおいしいのが確定と言って良い。
厚切り牛タンの食べ応え。牛肉の他の部位とはちょっと違ったうまみのある牛タンに、この濃厚味噌だれ。それを焼き上げることで双方のうまみが結合濃縮されて、ガツン!とくるうまさ。
これはたまらん、思わずビールか白米が欲しくなってしまう。
そこに助け船のように現れたのが、舟形の器に盛られた牛スジライス。牛タンカレーが売り切れだった時点でこっちを絶対食べようと思っていたのでした。
トロットロに煮込まれた牛スジに生野菜、キムチ、もやしナムル。ビビンパのようでまたちょっと違う、でもうまそうだ。
オプションでつけてもらった卵黄を割って、牛スジに絡めて食べるとうんまい!!
さらにキムチ・ナムル・ライスとかき混ぜて食べてもおいしい。単体でも成立するけど焼肉のお供にも最適。白米よりスペシャル感があるのもなんか幸せ。
やっぱりここの焼肉はお昼に食べてもおいしかった。
ビジネスランチの方々に交じり、一人優雅に焼肉ランチ。元気出た。
食後は草笛光子似の女将さんに会計していただいて退店。おいしかったです。
今回もゲタカルビにはありつけなかったから(前回の切り落としセットで食べてた可能性はあるけど)、改めて食べに来るしかありますまい。牛タンカレーも食べてみたいしなー。
ごちそうさまでした。
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