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Sigma FP2

シグマ、部分積層センサー&チルト液晶搭載のフルサイズカメラ「Sigma FP2」 – デジカメ Watch

Sigma FP2

シグマがミラーレスカメラfpの後継機種「FP2」を発表しました。

シグマのカメラボディは現状BFの一機種だけがラインアップされていました。旧fpと入れ替わる形で登場したBFだけど、ミニマルなコンセプトはfpと似ているけどカメラとしては真逆の製品で主力製品というよりは「ブランディングのための製品ライン」という印象でした。私もCP+で触ってみて、カッコいいんだけど自分が使うカメラとしてはコレジャナイ感じ。
だからちゃんと数を出そうと思ったらもう少し普通のカメラ然としたものが必要だろうな…と思っていたらストレートにFP2という機種が登場したわけです。

ボディデザインは予想以上に旧fpそのまんま。表面処理やマーキングの違いを除けば大きな差分はようやくチルト液晶がついたことくらいでしょうか。でも中身は大きく変わっていて、最も大きな変化点はイメージセンサーに2,400万画素の部分積層センサーを採用したこと。これはニコンZ6IIIに入ってるのと同じものですかね?仮にそうでなくとも旧型比でAF性能とローリングシャッター歪みが大幅に改善されることは間違いありません。私もメイン機をα7 Vに換えてから、このレベルの部分積層センサーがあればもうメカシャッターはほぼ必要ないと感じています。
個人的に旧fpに足りないのはチルト液晶とAF性能、メカシャッターがないことによるローリングシャッター歪み、あとUIだと思っていたからFP2ではUI以外の部分がほぼ解消されたことになります。まあ他にもEVFがない(外付け)とか電池がもたないとかあるけど、サブ用途なら許容範囲。ちっちゃいカメラ好きとしては、これがLマウントでなくEマウントだったら買ってたなあ…。

同時に新しいレンズも開発発表されています。

シグマ“Iシリーズ”に描写の柔らかな「CL」ライン – デジカメ Watch

Sigma 50mm F1.4 CL DG

小型でクラシカルな外装をもつ「I Series」に新たに「CLライン」というのが追加されました。柔らかな描写を持つのがCLライン(CLassicの意?)とのことですが、I Seriesってレンズ名に入ってないのにこのCLラインは「50mm F1.4 CL DG」という形で入ってくるのがとても分かりづらい…。

I Seriesは第一弾としてリリースされた45mm F2.8が「絞り開放ではオールドレンズのような収差を残した描写で、絞っていくと現代的なシャープな画質になる」というのが売りでした。私も最初はその45mm F2.8の購入を検討していたのですが、開放のポワポワした描写に使いづらさを感じて結局ソニーの40mm F2.5 Gを買ってしまったという。オールドレンズっぽい描写が欲しいときにはオールドレンズを使えばいいわけですし。そしたら後発のI Seriesではあまり開放の緩さについて言及されなくなったからシグマの中でも開発方針をシャープネス重視に変えたのかな…と思っていたら、つまりはオールドっぽい描写はそれ専用のラインに分けるという判断だったんですね。

レンズ構成は6群9枚のダブルガウス型、全群繰り出し式AF。ダブルガウスというと代表格はツァイスのPlanarですが、レンズ構成図を見るとこの50mm CLは前4群がPlanarによく似ている。5~6群はミラーレス用の短いフランジバックに合わせて光路を補正するためのエレメントだと推測されます。このレンズ構成はキヤノンのRF45mm F1.2 STMともよく似ていて、やはりある程度の収差を許容しつつ大口径を小型軽量に作ろうと思ったらPlanarタイプが合理的ということですね。その代償としてレンズエレメント間の距離を一定に保たないといけないから全群繰り出し式になる、と。
Planarタイプということは明るくて中央付近の解像度は十分、かつとろけるようなボケも魅力的ながら、周辺部では解像力の低下や収差、周辺光量の低下が目立つといった欠点も併せ持っています。だからこそ味のあるレンズであるとも言えますが。スチル用途としては「AFが使えるPlanar相当のレンズ」として人気が出そうですが、スチル用のシャープネスの高いレンズよりも多少柔らかいレンズが好まれるシネマ用途にも意外と需要あったりして。

一眼レフ時代は50mm F1.4というとそれほど大きいレンズではなかったのがミラーレスになってから50mmにしてはバカでかいのが当たり前みたいな世界になってしまったので、AFが使える50mm F1.4でこれだけ小さいのは久しぶりの感覚。昔ながらのガウスタイプだから最新のミラーレスレンズのような欠点のない性能というわけではないのでしょうが、ちょっと気になります。

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