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TiANyA の激安サーキュラー PL フィルタを買ってみた

一眼カメラ用のサーキュラー PL(円偏光)フィルタを買ってみました。

TiANyA / XS-Pro1 Digital CPL 62mm
TiANyA / XS-Pro1 Digital CPL 49mm

TiANyA CPL

「TiANyA」という、初めて聞くブランドのフィルタです。以前、goma さんのエントリーで紹介されていたのを読んで、買ってみようと思った次第。

激安のPLフィルターが欲しい人、「TIANYA Slim XS-Pro1 Digital」が狙い目っす(n00bs)

サーキュラー PL フィルタってけっこう高いじゃないですか。そんなに頻繁に使うわけではないにせよ、たまーに必要に迫られるんですが、使用頻度を考えるとなかなか買おうという踏ん切りがつかない。私の中では、CPL フィルタはそういうカメラグッズの代表格です。それが 1,000 円やそこらで買えてしまうんだから、仮に失敗したと思っても惜しくない、そういうつもりでポチりました。α でよく使う 62mm 径と、NEX でよく使う 49mm 径の 2 枚を買っても 2,000 円程度なんだから安いものです。EOS 用は手持ちのレンズ径がバラけているので、いったん見送り(^^;;

TiANyA CPL

フィルタは蛍光灯に晒してみると、けっこう派手に反射していて微妙に心配になりました。普段、ツァイスやケンコーの比較的高級なマルチコートフィルタばかり使っていて贅沢になっているからかもしれませんが、見てくれからして光学的に優秀とは言えなさそうな雰囲気。

TiANyA CPL

レンズにつけてみたところ。厚みはあまりありません。枠はアルミっぽいですが、刻印のフォントが微妙なせいか、少なくとも高級感はありませんね。まあ 1,000 円の製品に求める部分ではありませんが。


というわけで、どんな感じに撮れるか試してみましょう。

フィルタなし

まずはフィルタなしの写真。まあ、普通です(笑。

TiANyA CPL

サーキュラー PL フィルタを使って、画面の左上から右下に向かってグラデーションが薄くなるように撮ってみました。フィルタを回した角度によって、グラデーションの付き方が変わるので、

TiANyA CPL

角度次第では、こうやって右上からグラデーションするようにも撮れます。空の色だけでなく、ガラスへの映り込みの色だとか、「不二家」のネオンの左にある青色の出方だとかがずいぶん違うのが分かります。
ちなみに、サーキュラー PL フィルタは順光のときに最も効果が高く、逆光だとほとんど効果が出ないので、太陽との位置関係に気を配りながら使う必要があります。

ただちょっと気になったのは、フィルタを付けない状態と比べて、このフィルタを付けると微妙に黄色みが強くなってしまうこと。PL フィルタは時間の経過とともに劣化して黄ばんでくる、という話を聞いたことがありますが、新品でこの状態、というのはちょっとどうなんですかね…。まあ安いので、後からホワイトバランスをいじる前提ならば使い物になりますが、撮って出しだとちょっと厳しいかもしれません。

続いて、ガラスへの映り込み比較。

TiANyA CPL

これがフィルタなしの状態。防湿庫のガラス扉に映り込んだ CD/DVD ラックが見えていますね。

TiANyA CPL

CPL フィルタをつけて前枠を回していくと、映り込みが抑えられてガラス扉の奥にある交換レンズ群がグッと引き立ってきます。

TiANyA CPL

前枠をさらに回していくと、今度は逆に透過光が減って映り込みが逆に目立ってきます。

個人的には、CPL フィルタを使いたい場面は、夏の青空を美しいグラデーションで表現したいとき…というよりは、CEATEC や CP+ などの展示会でガラスケース越しの展示物を撮影しようとするときに欲しくなることのほうが多いです(笑。なので、こういう使い方(映り込みを消す)がメインになるでしょう。

TiANyA CPL

ほかには、実用性はあまりありませんが、フィルタの角度によっては

TiANyA CPL

ディスプレイが真っ暗に写ったり(笑。理屈では分かっているつもりでも、実際にこう写ると不思議なものです。

というわけでこの CPL フィルタ、色味的にちょっと難ありなものの、何と言っても安いし、用途次第では買って損はしないでしょう。私はとりあえず展示会を見に行くときにはバッグに忍ばせて行きます。

TiANyA / XS-Pro1 Digital CPL 62mm
TiANyA / XS-Pro1 Digital CPL 49mm

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