再就職以来、文具が気になる私ですが、やっぱり、文具で蒐集の対象となるのが(←というあたり、特定のモノにハマると決まって蒐集の対象にする私の性癖がよく顕れてますが)となるものの筆頭は万年筆。
そんな折、今月上旬に電車の中吊りで万年筆の写真を発見。雑誌の付録に万年筆がついているということで、これはいい、と、購入。
雑誌「Lapita」11 月号の付録だった万年筆「ミニ檸檬」です。
梶井基次郎の小説『檸檬』になぞらえて丸善京都店が限定発売した万年筆「檸檬」の縮小復刻版(←わかりにくい)というものです。文学に疎い私は梶井基次郎ってよく知らないのですが、「桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる!」というのはさすがに私も知ってた。
まあ、蘊蓄はともかく、万年筆。個人的にはこの企画の背景よりもむしろビビッドなレモンイエローの軸をもつリーズナブル(雑誌込みの、もとい、万年筆込みの雑誌の価格で¥980)な万年筆というだけで、万年筆初体験の私にはなかなか魅力的なものでした。
かなり話題になっていたようで、雑誌自体品薄でしたが、自宅近くの小規模な書店で発見、購入。雑誌は・・・私の年代からは一世代上のようで、ちょっと・・・。
本体は良い意味で予想を裏切り、金属製で心地良い重量感があります。ペン先は金メッキながらちゃんと凝った彫金がしてあるし、¥980 の雑誌の付録とは思えない仕上がり。本体は短めだけど、キャップをおしりにつけるとちょうどいい長さになりました。
ペン先が中字なので手帳サイズのメモ帳をノート代わりに使うことが多い私にはちょっと太いですが、思った以上に滑らかな書き味。「万年筆ってカリカリして書きにくそう」という先入観を覆してくれる、万年筆初体験でした。
そして、そんな私にもう一つ、万年筆との出会いがありました。
Pelikan の「ペリカーノ・ジュニア」という、子供向けの万年筆です。ペリカンの母国ドイツではいわゆる「かきかたえんぴつ」のように子供向けとしてはメジャーなものだとか。
実はこれ、高校時代からの友人 summer さんとこの最近の日記をきっかけに知ったもので、半透明のブルーにイエローのグリップというポップな配色と¥1,260(税込)という安さに惹かれて即、しかも色違いで 2 色購入してしまいました。いやあ、通勤途中にあるいつもの文具屋、いろいろ置いてあって重宝してます。
プラ軸だしペン先には彫金もメッキもないシンプルな万年筆ですが、手軽に試してみたいと思えるこのシンプルさとポップさがいいじゃないですか。ペン先もミニ檸檬より細く、太さも私の手に馴染む感じで気に入りました。多少雑に扱っても問題なさそうな作りもいいし、これは、ボールペン代わりとして普段使いにできるかも・・・。とりあえずブルーブラックとレッドのインクを買ってそれぞれ差し替えようかなと。
あまりに気に入ったので兄貴分のペリカーノも探して買ってみようかな。
ところで、こうして万年筆の書き味を知ってしまうと、ノートのほうももっと書き味のいいのが欲しくなってきたんですけど・・・。
コメント
万年筆はイイですよぅ。
私も2年ほどWaterManの万年筆を愛用しています。
もう一本「最後のセルロイドペンの製作者、加藤清さんのセルロイド製万年筆」ってのも持ってますが、こちらは少々太すぎて仕事では使えず、親父に使ってもらってますw
複写の書類はしょうがないですが、もうボールペンには戻れないなー。
WaterManの万年筆いいですよねー。私も持ってます。
使ってないけどー どこいったかわからないけどー
普段使いはパイロットの4色ボールペンでキマリ。
いやぁ、便利便利(笑)
万年筆だとボールペンや鉛筆とは持ち方がちょっと変わるせいか、
自然ときれいな字で書けるような気がします。
というか、ペンをキーボードに持ち替えて以来、どれだけ字がヘタに
なっていたかというのを思い知らされました(´д`)。
ちょっと高いのも試してみたいですが、手を出し始めると
数万円クラスのが目に入ってくるので、やめておきたい気も・・・。
ノートでしたら、moleskinおすすめ。万年筆とセットでよくStationery Siteによく出てます。
おすすめサイト:http://blog.livedoor.jp/waki1958/?1130882546
あー、やっぱり Moleskin ですかね。
ノートにしては高いけど、つくりを考えると無茶な値段でもないし、試してみるかな・・・?
おー、Brown Sugar 君もペリカーノジュニアを!と思ったら拙日記読んで下さってましたか。どうもどうも。わたしはジュニアを主に日常の物書き(買い物メモとか)にしか使ってないので勿体無い事してますが、思ったより太目のラインでするするとした書き味は大いに気に入っております。
最近文具店によく通うようになりました。
つい、たっかい万年筆に目がいっている自分が怖い・・・。
万年筆を使うとボールペン使うのがイヤになるね。
まあ、なかなか誰も気づいてくれないので、ほぼ自己満足だけど・・・。