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PS3 価格改定の件

PLAYSTATION 3 49,980円が意味するSCEの戦略転換 (PC Watch:後藤弘茂のWeekly海外ニュース)
PS3値下げの本当の理由は、ビジネスモデルの変更か? ~ 「AVコンピュータ」→「ゲーム機」で49,980円に ~ (AV Watch:西田宗千佳の RandomTracking)

すなわち、今回の価格改定は、20GB版が14,000円安くなった、というだけでなく、「皆が欲しがっていたHDMI搭載モデルが2万数千円安くなった」という見方もでき、インパクトは大きい。
まさにここなんですよねー。今まで、PS3 は買うなら上位モデルでなくてはならなかったのは、いずれ HDMI 端子搭載の HDTV を買おうと思っているからにほかならないわけで。逆にどの程度使い道があるか分からない HDD や、その気になれば後からでも増設可能なフィーチャーはあまり重要ではないのです。


とりあえず現実的な価格帯でローンチしておいて、普及が見えたらゲーム機からエンタテインメントコンピュータに舵を切る戦略に転換した、とはいっても、最終的にはエンタテインメントプラットフォームを目指しつつ結局ゲーム機のカテゴリから脱却できなかったのは、PS1・PS2(もっと言えば PSX や PSP)も同じなわけで。PSP こそ比較的頻繁なアップデートがなされているとはいえ、UMD の失敗は結局 PSP がゲーム機の範疇から抜け出せていない証拠でしょう。家電製品にも Cell を搭載していくと息巻いていたのがなりを潜めたことからも予感されるように、PS3 も同様に、最終的にはあくまでゲーム機としてライフサイクルを終えることになるのではないかと。PS2 の当時と違うのは、任天堂が勢いを取り戻していることで、BD への需要がどれだけあるかまだ不透明な状況では、PS2 ほど簡単には普及しそうもない、とうところでしょうか。

まあ、いずれにしても将来に向けて具体的なビジョンが見えていないので、当面は安価な BD プレイヤー兼ゲーム機として使うことになりそうです。

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