いよいよバルセロナテストがスタート! (F1-Live.com)
F1チームが再びトラックへ (GPUpdate.net)
F1 オフシーズンの話題といえばストーブリーグともう一つ、冬季テストですが、今年もこの季節がやってきました。まずはバルセロナテストから。
今回のテストは一年ぶりにミハエルがテストドライバーとして参加するという目玉だけでなく、フォースインディア(旧スパイカー)が新カラーリングのマシンで移籍希望組のクリエン、リウッツィを含む複数のドライバー走らせるなど、なかなか話題に事欠かないものになっているようです。
今回の注目は SAF1。明らかにホンダの RA107 と分かるマシンに白ベースの塗装を施してテストに参加していますが、カスタマーカー問題のさなか今年も昨年と同様の手法でテストを行っています。
客観的に考えて、今年終盤は明らかに速さがなくなっていた SA07 の改良型で 2008 年のグランプリに挑むよりは、失敗作ながら終盤には何とか SA07 を上回るパフォーマンスを発揮できていた RA107 をベースに開発を続けたほうが競争力が持てると判断したのか、あるいは HRF1 にテストデータを提供することで、噂されている技術協力の制限を緩和させようという狙いなのかは分かりません。が、カスタマーカーでの参戦可否についてはまだ決定していない中、RA108 のカスタマーカーで参戦するよりは(HRF1 の型落ちがベースであろうと)独自開発したマシンで走ることを選択するということなのかもしれません。いずれにしろ、これで少なくとも SA07B(?)で 2008 年を戦うという選択肢はなくなったように見えます。
テストシーズンでありながらマクラーレン、ルノー、トヨタ、SAF1、フォースインディアという約半数のチームで未だドライバーラインアップが決定しておらず、さらには既にドライバー決定済みのチームにも今後影響が出る可能性もあるという異例の事態。テストカーを走らせながらもチーム間での駆け引きが行われているという、例年になく興味深いテストシーズンが始まりました。
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