最近どうも、あがいている割に仕事が思ったような方向に進まなくて、悶々としてます。一歩一歩前進している感はあるんですが、もう少しドライブしてほしい。自分なりに何かブレイクスルーしたくて、代償行為じゃないけど本を読み漁ってます。本当はこういうときこそどんどんアウトプットしていった方が良いのかもしれませんが、まずは自分の中にいろんな経験を取りこんでいってレベルアップしたい、と思うのは性格なのでしょうか。そういう意味では、書物というのは他人の経験を手っ取り早く疑似体験して自分のものにできる、良いツールなんだと思います。
古川 健介 ほか / Web コミュニティでいちばん大切なこと。 CGM ビジネス”成功請負人”たちの考え方
この本もそんな思いで読んでみたものの一つ。最近、Web コミュニティに再び積極的に関わりたい(SNS をやってお金にしたい、というわけじゃなく、そこに集まってくる人の力を前向きな方向で活かしたい)と感じている私にとって、興味を惹くタイトルだったので、手に取ってみました。
Web コミュニティビジネスで成功事例をもつ 8 人の著者が各々のテーマで論旨を展開する本です。ジャンルやステージの異なる 8 人がそれぞれの内容を発表し、全体として一つのテーマをなしているという意味では、本を読むというよりはカンファレンスに参加して有料セミナーを受講してきたような気分になります。「コミュニティ」と一口に言ってもさまざまな形態があるので、私には興味がないカテゴリやそれってどうなの?と思う部分も確かにありましたが、chapter 3 あたりまでは私もかなり共感できる内容でした。
私も Web の世界に足を踏み入れてもう 12 年になりますし、コミュニティ的サイトを運営した経験もあるので、特に新規性のある話はさほど多くありませんでしたが、いくつかの気づきと他人に説明/説得するための材料をもらえた気がします。ビジネス本の受け売りをするつもりはありませんが、ハードルを越えるためのヒントにはなったかな。
ビジネス/ライフワーク/趣味のどれであっても、「Web 上で人が集まって何かする」何らかの仕組みに関わっている人なら一読して損はない書物だと思います。
コメント
Webコミュニティでいちばん大切なこと。
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