ブラジルGP決勝:ウェーバーが優勝、バトンのタイトルが決定! (GPUpdate.net)
ブラウン インテルラゴスでダブルタイトル獲得 (GPUpdate.net)
ジェンソン・バトン ワールドチャンピオンへの道のり (GPUpdate.net)
鈴鹿に続いて大荒れとなったブラジル GP は、レッドブルのウェバーが今季 2 勝目を挙げました。そして結果的にバトンとブラウン GP のダブルチャンピオンも確定。最終戦アブダビを残して決着がついた格好となりました。
予選から先日の鈴鹿を超える大雨で二度の赤旗中断(しかも二度目は 1 時間以上の中断)を余儀なくされるという悪天候で、なんとヴェッテルが Q1 落ち、バトンが Q2 落ち、そしてドライバーズランク 2 位の地元バリチェロが PP という、ドラマを感じさせるグリッド順。
が、レッドブル RB5 はここでもその速さを遺憾なく発揮してウェバーに優勝をさらわれてしまいます。チャンピオン獲得のためにはできる限り 2 連勝、悪くても今回は 2 位でなくてはならないバリチェロはこの時点でほぼチャンピオンを失っていたわけですが、悪いことに終盤のハミルトンとの交錯で左リヤをパンクさせて緊急ピットイン。これで万事休すとなりました。
ヴェッテルも Q1 敗退かつ決勝が雨にならなかった時点でもうほぼ望みは潰えた状況でしたが、最後まで自分のレースをして 4 位フィニッシュ。
完勝で自身 2 度目の優勝を果たしたウェバー、今季初表彰台となるクビサ、17 番グリッドからの表彰台は優勝にも値するハミルトンのポディウムは、残念ながらチャンピオン決定の前に霞んでしまいましたが、今回はやっぱりバトン。
正直なところ、予選でいつもの冷え性が出て Q2 敗退となったときには「またか・・・」と思いましたが、決勝でどんどん前を狙っていくアグレッシブな姿勢を見たのは久々。こういう戦いを見せてくれるのなら、予選で中団に沈んだのは結果的に良かったのかもとすら思いました。まあ、そうは言ってもチャンピオンがポディウムにすら上がらずに決まってしまうのは、物足りないものがありますが。
後半戦苦戦したとはいえ年間を通してみればやっぱり今年のウィナーはブラウン GP とバトン。来年は原則継続レギュレーションでマクラーレンとフェラーリあたりは復活してきそうなこともあり、今年しっかり勝てて本当に良かったと思います。まあ「タラレバ」を言っても仕方ないとはいえ、これでホンダとスーパーアグリがもし撤退していなかったらどんな勢力図になっていたか、も見てみたかった気はしますが(でも BGP001 はホンダと SAF1 の合作みたいなものだから、別々に存続していたらここまで競争力の高いクルマはできなかっただろうなあ)。
で、
可ー夢ー偉ーーー!(怒
デビュー戦にしてはよくがんばったと思うし、アグレッシブなのもいい。でもなんだあのライン取りは・・・。しかも、それで一貴を撃墜って_| ̄|○
正直言ってこのレースは一貴にとって今季初ポイントの最大のチャンスだったので、悔やんでも悔やみきれません。リタイア直後にバイザー越しに見えた一貴の表情、普段の温厚さとは対照的に納得がいってなさそうだったなあ・・・。ウィリアムズとトヨタの決別で来季のシートが危ういだけに、悔やまれます。
さあ泣いても笑っても今季は残り 1 戦のみ。雌雄が決してチャンピオン争いがなくなってしまったのはちょっと残念ですが、これでもうどのチームも損得関係なく純粋なレースが見られるはず。個人的にはチャンピオン・バトンの「真に攻めるレース」をもっとも期待しています。
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