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Google 日本語入力

Google Japan Blog: 思いどおりの日本語入力 – Google 日本語入力
Google 日本語入力 – ダウンロード

さっそく入れてみました。

Google 日本語入力

検索候補窓に Google ロゴが表示される以外は案外普通。通常の変換処理については、変換効率はインストール直後の状態だと MS-IME 以上 ATOK 未満といったところかな?(多少、ATOK ユーザーとしてのバイアスはかかっているかも)ちなみに当然のごとくキーアサインは MS-IME 風、ATOK 風などの選択が可能です。

Google 日本語入力の Google らしいところは、やはり辞書データの膨大さと、その膨大な辞書データが Web 上で使われている「生の」言葉である点にあります。

Google 日本語入力

かな 3 文字くらい入力したところ、あるいは [Tab] キーで変換候補が表示されます。ATOK にも似たような予測変換機能は実装されていますが、ATOK の予測変換は慣用句や自分自身の入力履歴から変換候補を提示するのに対して、Google 日本語入力では Web 上でよく使われている単語に対してインクリメントサーチ的に変換候補を表示してくれること。自分が入力したことがない単語についても出てくるので、例えば『しんがた』と入力するだけで『新型インフルエンザ』を提示してくれたりします。


基本的に Web 上の日本語をデータベースとして利用するわけなので、その変換候補は「確からしい」だけで正確性を保証されているわけではない(Web 上に誤ったまま記載された誤変換や「汚名挽回」などのようなありがちな間違いが引用されるリスクもある)のは意識しておかなくてはいけない気がしますが。それでも、少なくとも元 Microsoft の古川亨氏ですらその惨状を嘆いている MS-IME よりは遙かにマシでしょうね。MS-IME ユーザーで変換精度に不満があるけど ATOK にお金を払うつもりはない、という人には良い選択肢ではないでしょうか。
逆に(やや早計ではあるものの)これがジャストシステムに及ぼす影響を危惧する声も少なくないようです。前後の文脈なども考慮した変換を行ってくれる ATOK には日本語入力システムとしては一日はおろか 25 年の長があり、そう簡単に Google 日本語入力にシェアを奪われるとも思いませんが、今勢いのある Google から、かつ無償で精度の高い日本語入力システムが登場したことは、長期的には無視できないものになっていく可能性はあります。

ATOK も Google 日本語入力も得意分野が違う(ATOK も似たような分野では「はてな」との連携を行っていたりしますが)と思うので、一概にどっちが良いとは言えませんが、個人的には ATOK に Google 辞書が載ってくれるのが最強じゃないかと思ったりします(笑。

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