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F1 オーストラリア GP 2010

オーストラリアGP決勝:バトンが2年連続でアルバートパークを制す! (GPUpdate.net)

珍しくウェットレースとなったオーストラリア GP。オーストラリアで雨というとアルバートパークではなくアデレードを思い出す私です(笑。

アクシデント続出の「荒れたレース」を制したのは、マクラーレン移籍 2 戦目のバトン。開幕まで私はバトンについてマクラーレンに行ってハミルトンと直接比較される状況を作ったら負け、そのままメルセデス GP に残るべきだったと考えていましたが、正直スマンカッタ(ぉ。今回はハミルトンが予選 Q2 でトラフィックに捕まってまともなアタックができず 11 番グリッドに沈んだことの影響もありましたが、それでもレース中盤以降の走りは昨シーズン序盤の圧勝を彷彿とさせる貫禄で、正直去年の夏以来改めてバトンのことを見直してしまいました。もちろん、バーレーンではフェラーリ・レッドブルに一歩及ばなかったマシンパフォーマンスをしっかり向上させてきたチーム力も考慮しなくてはなりませんが。

開幕から圧倒的速さで連続 PP を獲得したヴェッテルはまたしても首位走行中にマシントラブルに見舞われ、グラベルに突っ込んでリタイア。ドライバー+マシンの速さだけなら 24 台中最速とみられるヴェッテルですが、一時期のライコネンっぽいキャラになりつつあります(まあ本人のせいではないですが・・・)。これは、早急に信頼性を確保しなければ、今年もレッドブルにチャンピオンへの挑戦権は与えられないかもしれません。

それにしても開幕戦を観て「今年のレースはつまらなさそうだな・・・」と思った矢先、雨がこれだけレースを面白くしてくれるとは。まあ去年までもドライよりウェットのほうが面白いレースが多かったので、それがウェットレースの醍醐味なのでしょうが、これで分かったのは「マシン性能が拮抗もしくは順位と逆の状況で、ドライバーの技量やチームの戦術が試されるレース」こそ面白いということ。スタート直後のクラッシュで順位を大幅に落としたアロンソとミハエルの鬼神のごときオーバーテイクや、中盤以降のポイント争い(マッサ、アロンソ、ハミルトン、ウェバー、ロズベルグの駆け引き)は本当に見応えがありました。今から給油禁止レギュレーションを覆すのは現実的ではないと思うので、例えば PP ポイント+リバースグリッド方式とかにしたほうがエキサイティングなレースが観られるんじゃないですかね?まあ、競技としてのレースを重視するか、興行としてのレースを重視するか、という F1 の運営スタンスの問題になりますが・・・。

今回のポディウムにはダークホースのルノーが立ちましたが、これはウェットという状況とクビサの技量があってのもので、マシンポテンシャルとしてはまだまだ 4 強との差は大きそう。4 強のほうもまだメルセデス GP の今年のマシンの真価が見えていないのですが、他 3 チームについてはレッドブルが速さでは一歩抜きん出ているけど信頼性が低い、そしてマクラーレンとフェラーリが拮抗しているように見えます。総合的にフェラーリが有利っぽい状況は変わりませんが、次もまだ(4 強のうち)誰が勝ってもおかしくないのは事実なので、次も面白いレースになることを期待しつつ、来週のマレーシアを待ちたいと思います。

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