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浅草 銀鯱

4 月からずっと行きたいと思っていた浅草の「銀鯱」に、先日ようやく行ってきました。

浅草 銀鯱

去年から今年 3 月まで幾度となくお世話になった四谷精肉店の旧スタッフの数名がこちらに移籍するという話を聞いてから、ずっと訪店のチャンスを窺っていましたが、ようやく叶いました。浅草って自宅からは距離的には遠いですが、電車の路線的には四谷よりも行きやすいかも。

テナントだった四谷精肉店と違い、銀鯱は一戸建ての店舗。想像よりもかなり立派な店構えで、ちょっと驚いてしまいました。浅草の代名詞・雷門のすぐ近くにあり、浅草らしい木造建築のお店です。


でも、やっぱりスタートは赤味噌キャベツから(笑。
ガッツリ辛かった四谷精肉店の赤味噌と違い、コクのある甘辛い味噌になっていて、これはこれで美味。もうキャベツとビールだけで飲めそうですが(ぉ、それじゃもったいないので料理を次々とオーダー。

万願寺唐辛子の炉ばた焼き。唐辛子といっても全然辛くなく、むしろ甘みを強く感じます。甘いピーマンといった味わいで、これまたビールが進む。

豚串。店長自ら「国産の豚がこんなに柔らかいとは思いませんでした」というほど、柔らかくてジューシーな肉質に感動。四谷精肉店で安い豚串を大人食いするのも楽しかったですが、やはり美味しいものはそれだけで人を幸せにしてくれますね。

ほっけの干物。干物なのに乾き物っぽくなく、脂が乗って肉厚なほっけで、これまた美味。

写真を撮り忘れましたが、銀鱈の大吟醸粕漬けもとても美味しかったです。

普段、飲み会ではビール党の私ですが、浅草に来て炉ばた焼きを食べるならやっぱり日本酒でしょう!ということで、今回は日本酒を堪能しました。
このお店では広島の富久長という銘柄のお酒を取りそろえているんですが、その中でも女性杜氏の名を冠した「美穂(びほ)」という日本酒が気に入りました。

日本酒は「量が同じで価格が違う」のではなく、「価格は統一で量が違う」というメニュー体系なのがユニーク。計算しやすくて良いじゃないですか(笑。

こうして飲みが深まってくると、どうしてもアテは酒盗に走ってしまいます。酒盗って意外と知らない人が多いですが、鰹のはらわたの塩辛です。あまりに美味しいがために酒を盗んででも飲みたくなることから「酒盗」と呼ばれる珍味ですが、私はこれに目がないんですよね・・・。いかの塩辛とは比べものにならないくらいで、これがあれば何杯でも飲める(笑。

で、ひとしきり飲んだら〆。残念ながらカレーTKG もありませんが、この店の〆の定番はこの「塩むすび」だそうです。
確かにいいお米をふっくらと炊きあげて、ふんわりと握ったおむすびで、間違いない。おかずも何種類からか選べるんですが、私が選んだうるめいわしの丸干しがかなりヒットで、おむすびを食べる前にいわしで飲んでしまいました(ぉ。

焼きおむすびも。
個人的には、炊いたご飯は田舎から送られてくるコシヒカリを普段から食べ慣れていることもあって、塩むすびよりも手がかかっている焼きおむすびのほうが気に入りました。外側はカリッと、内側はふわっとした焼きおむすびのお手本のような仕上がりに、表面を軽く焦がした味噌がついていて、この焼きおむすびでまた日本酒が飲めます(笑。

四谷精肉店とは料理の種類も価格帯も違うので単純に比較はできませんが、文句なく美味しいお店ですし、何より店長をはじめ店員さんの笑顔と心遣いが気に入りました。変に構えたりへりくだったりすることがなく、店員さん全員が楽しんで、気っ風よく働いているようすが印象的。完全に私の生活圏外のロケーションですが、15 年住んでいる割に上野・浅草方面はあまり馴染みのない場所でもあり、開拓も兼ねてまた通いたいお店です。

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