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私がホームネットワークでやりたかったこと -DLNA アプリ「Twonky」レビュー (1)

少し間が空いてしまいましたが、これから数回に分けて Twonky のレビューをエントリーしていきたいと思います。

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まずは前置きとして、私が以前からホームネットワーク(DLNA)でやりたいと思っていたことについて。

私は IEEE 802.11b 方式の無線 LAN が製品化され始めた 2000 年頃には、既に自宅に無線 LAN 環境を構築していました(それ以前にも有線 LAN 環境を作っていた)。でもその当時は PC 間でのファイル共有やルータを使った複数 PC のインターネット接続に使用していた程度。それが変わったのは、 2004 年に AirMac Express が出たときです。
AirMac Express を購入して、自宅のネットワークを以下のような構成にしました(図はかなり簡略化して描いています)。

当時から、iTunes では「他のコンピュータの iTunes ライブラリを操作する」ことができたので、それと AirMac Express の AirTunes(現在は「AirPlay」に改称してますね)を利用して、「母艦である自作機の HDD にある iTunes のライブラリを、リビングのノート PC 上の iTunes で操作して、音は AirMac Express に繋がったステレオセットから出す」という使い方をしていました。
当時から、数千曲単位で音楽ファイルが溜まってきたら、操作はリモコンなんかよりも PC や PDA の画面を使ったほうが遙かに快適と信じていたので、この使い方はまさに「そう、こんな使い方がしたかった!」といった感じで、かなり愛用していました。この頃使っていたノート PC が VAIO U101 で、リビングでリモコン的に使うにはちょうど良いサイズ感だったから、というのもありました。

それが 5~6 年経って、現在のホームネットワークはこんな環境(こちらもかなり簡略化しています)。

リビングで使用する AV 機器の大半が DLNA 対応になり、NAS も導入しました。ただ、子どもが産まれてから音楽は「主にポータブルオーディオで聴くもの」という生活になってしまったこともあって、引越した際に AirMac Express の配線はいったんやめ、音楽に関しては現在は DLNA ベース(楽曲データは NAS に入れてある)でごくたまに使う程度、になっています。
撮影した写真や動画は全て NAS に入れてあるので、リビングでは BRAVIA や PS3 の DLNA クライアント機能で再生することはできるんですが、画面表示までに時間がかかったり、特にデジタル一眼レフで撮った高画素数の写真はリサイズの処理がうまくいかないのか、ギザギザした表示になってしまって美しくないので、DLNA 自体が「年に数度」使う程度の機能になってしまっています。

でも、DLNA でやりたかったのはこんな現実じゃなくて、もっと快適に操作できるはずだったし、表示速度や画質ももっと満足のいくものになるはずと思っていました。そして、以前 AirTunes でやっていたような、「PC やスマートデバイスでコンテンツを操り、ワイヤレスでテレビやスピーカに飛ばす」ということを写真や動画でも同じように、もっと快適にやりたいと思っていました。

そういえば、同じようなコンセプトで「エアタクトシステム」という、世に出るのがあまりにも早すぎた製品もありましたね・・・。

Twonky を使うことによって、今度こそそんな世界が我が家にもやってくるのか?ホームネットワークには既に何度か「裏切られた」私としては、期待半分、不安半分ですが、これからしばらく試用してみたいと思います。


やや余談ですが、私が使用しているバッファローの NAS「LS-WS1.0TGL/R1」の設定画面に、今見ると見覚えのあるロゴがあることに気づきました。

この「PVConnect」というロゴは、間違いなくパケットビデオ社のもの。オフィシャルサイトの解説を見ても抽象的すぎて残念ながらよく解りませんが(笑)、おそらくは Twonky ベースのサーバソフトウェアが LinkStation にも採用されているということでしょう。そういえば、セミナーの中で「PV 社のソフトウェアは既に NAS をはじめ数多くのネットワーク機器で採用されている」という話を伺っていたのでした。

ちょっと調べてみると、「http://[NAS の IP アドレス]:9050/config」という URL に Web ブラウザからアクセスすると、LinkStation の TwonkyServer の設定画面に直接アクセスできるようです。

これが設定画面。どうやら LS-WS1.0TGL/R1 には、TwonkyMedia Server(TwonkyServer の旧名)の Version 4.4.4 が搭載されているもよう。
これから試用するぞ!と思っていた Twonky でしたが、実は既に使っていた、というオチでした(笑)。でも Twonky には PC 用や Android 用アプリもあり、単に DLNA サーバとして以上に使えそうな機能が満載。今後、そのあたりを中心にレビューしていきたいと思います。

■関連エントリー
ホームネットワークの敷居を下げる「Twonky」 -Twonky モノフェローズイベントレポート (1)
デジタルメディアに自由を! -Twonky モノフェローズイベントレポート (2)

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コメント

  1. b's mono-log より:

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    13075-2969-190078 Twonky のレビュー、第 2 回目です。…

  2. b's mono-log より:

    Android 用「Twonky Mobile」を試す -DLNA アプリ「Twonky」レビュー (3)

    13075-2969-190292 昨日に引き続き、今日は Twonky の A…

  3. b's mono-log より:

    Twonky を使ってみて、とりあえずのまとめ -DLNA アプリ「Twonky」レビュー (4)

    13075-2969-191070 Twonky のレビュー、ひとまずここまでの…

  4. b's mono-log より:

    AVeL Link Player でテレビをレンダラー化する -DLNA アプリ「Twonky」レビュー番外編

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