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Sandy Bridge が正式発表に

ASCII.jp:Sandy Bridgeこと第2世代Core i7/i5/i3、ついに発表
ASCII.jp:内蔵GPUの存在を大きく変える「Sandy Bridge」の性能とは?

ラスベガスで開催されている International CES にて、Intel が新 CPU「Sandy Bridge」(コードネーム)ファミリーを正式発表しました。昨年 Calpella が発表されたときにエントリーしたとおり、ここ数年の PC プラットフォームの中では最も本命と言える CPU で、デスクトップにしろノートにしろ優れた製品が数多く期待できる、とても素性の良いものと言えます。

Calpella 世代からの大きな変更点は以下の通り。

  • CPU アーキテクチャの見直しによる処理効率の向上。同クロックならば従来よりも性能向上しつつ、低消費電力化
  • CPU の動作周波数の底上げによる性能向上
  • CPU パッケージ内に CPU とメモリコントローラ・GPU をオンダイにした構成から、CPU・GPU・メモリコントローラを 1 つのダイに統合し SoC(System-on-a-Chip)化。これによりさらに高性能・省電力化
  • 内蔵 GPU 性能の大幅な向上。従来のディスクリート GPU のローエンドを凌駕する性能
  • MMX・SSE に続く新たな SIMD 演算命令「AVX」に対応。これにより 3D Blu-ray などの再生にネイティブ対応
  • 内蔵 GPU が GPGPU(General Purpose GPU)に対応。MPEG のデコードが内蔵 GPU でハードウェアアクセラレート可能に

CPU の性能向上は従来の延長線上にあるので驚きはありませんが、トータルでの消費電力の低減と GPU 性能の大幅な向上は Intel プラットフォームとしては完全に新世代と言えるもの。今年は PC の買い換え時と言って良さそうです。


ちょっと昔話をすると、この Sandy Bridge は Intel のメインストリーム PC 向けプラットフォームとしてはようやく SoC 化にこぎつけたもの(初の PC 向け SoC としては、Silverthorne=Atom Z が既にリリース済み)。2000 年に Intel の PC 向け SoC として大きな期待を寄せられていた「Timna」(コードネーム)がキャンセルされて以来、10 年の刻を超えて現代に甦った Timna ということができるかもしれません。
とはいえ、Timna は元来モバイル Celeron を置き換える SoC と言われていたので、その位置づけを考えれば(Sandy Bridge はハイエンドから Atom を除くローエンドまでほぼ全ての製品ラインをカバーするので)、低価格 PC 向けの SoC として一足だけ先に発表された AMD の Fusion APU こそが現代の Timna と言えるのかもしれませんが、いずれにしても感慨深いものがあります。それだけ、当時のヘビーモバイラーとしては、RDRAM の失敗に引きずられた Timna のキャンセルには、落胆させられたものです。

古い PC ユーザーの戯言はさておき(笑)、自作 PC ユーザーとしては、2 年前に HDD 交換して以来いじっていない自作機(使ってはいるけど)もそろそろ更新のしどきですかね。性能的には現在の Core 2 Duo E8400(3.60GHz にオーバークロックして常用)でも特に不満はないのですが、消費電力が下がる恩恵を受けられるのと、EOS 7D の RAW 現像を少しでも軽くしたいので・・・。RAW 現像に関しては、キヤノンの DPP の現像処理が他の現像ソフトに比べて遅いようなので、CPU だけが悪いわけではなさそうですが。また、グラフィックももう Sandy Bridge 内蔵 GPU のほうが、今使っている GeForce 8600GT より高性能っぽいなあ・・・。
とはいえその前に、Win7 SP1 が出たらかれこれ 10 年弱使っている WinXP をいい加減入れ替えようと思っているのと、長年後回しにし続けている PC ケースの買い換えを先に実行したいですが。

私の周りではそろそろデスクトップ PC を棄てて VAIO Z あたりをメインマシンにする人がちらほら出てきているので、私もそうしたい考えもあるんですが、自作機をちまちまパワーアップするほうが懐も痛みにくいし、何よりもバr(ry

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