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サンワサプライの縦持ちトラックボール

先日、右の手首を怪我しました。具体的にどう怪我したかはもう少し予後が見えた段階で改めて書こうと思っていますが、日常生活にちょっと支障が出るレベルで痛みます。重いものを持つのも辛いけど、PC 操作、中でもマウス操作で手首を動かすと痛む。できるだけ手首を固定した状態で操作できるデバイスが必要と思いトラックボールを導入してみることにしました。

トラックボールの定番といえばロジクール M575 ですが、あれはクリックボタンが静音ではなくリモートワークに使うのは躊躇われます(ちょうど今日静音スイッチ搭載の M575SP が発表されましたが)。というかトラックボール大手のロジクール・ケンジントン・エレコムからは静音クリック対応モデルはほぼ出ていないようですね。そこで他のメーカーまで視野を広げて物色してみた結果、今の怪我の状態に最も適していそうなこのトラックボールを購入。

サンワサプライ / Cline. 静音ワイヤレス エルゴノミクストラックボール 400-MAWBTTB190BK

400-MAWBTTB190BK

意外なところでサンワサプライに良さげなのがありました。サンワサプライから出ているトラックボールは全品静音スイッチ搭載なんですね。
私が購入したのは直販限定モデル。サンワダイレクト、以前から意外と痒いところに手が届くピンポイントな商品をいろいろ出していて馬鹿にできません。

このトラックボールは見た目の通り大胆に傾斜がついた形状をしていて、手首を曲げたりひねったりせず自然な姿勢で操作できそうなのが気に入りました。

400-MAWBTTB190BK

全てのボタンが静音スイッチ搭載。クリック音はカチカチではなくポコポコという感じで、自宅のメインマウスとして使っている MX MASTER 3S と同等の静かさ。少なくともリモート会議時にマイクがクリック音を拾うことはありません。

ボタンは左右クリックとスクロールホイール兼中央ボタン、進む/戻るボタン、それとホイールの後方についているのはカーソルスピード切替ボタン(800/1200/1600cpi)。ホイールは左右チルトやフリースピンには対応しませんが、そういう使い方は中央ボタン+ボール回転で代用できるのがマウスではなくトラックボールを使う利点だと思います。

400-MAWBTTB190BK

ボールは側面についていて親指で横から触れて回します。ボールが上向きについているトラックボールに比べると慣れるまで不安定感があるのと、親指をどこかに預けておくことができないから親指を動かす筋肉がちょっと疲れます。

400-MAWBTTB190BK

PC との接続は Bluetooth/2.4GHz 電波の選択式で 2.4GHz の USB レシーバーは本体底面に格納されています。バッテリーは内蔵で USB-C による充電式。

接続方式の切替スイッチがブルー(Bluetooth)とグリーン(2.4GHz)で塗り分けられていて一目で確認できるあたりはよくできています。

400-MAWBTTB190BK

トラックボールの支持球は人工ルビー製。
人工ルビーは摩耗と摩擦の少なさから機械式時計の軸受にも使われる素材でトラックボールの支持球としても一般的ですが、ほんの五千円台のトラックボールに入っているとは思わなかったので驚きました。

ボールの動きはさすがに滑らか。私がトラックボールにあまり慣れていないこともあり、カウント数を最低(800cpi)に設定していてもちょっと敏感すぎると感じます。ボールをもう少し重めのものに交換したい気もしています。
事務作業程度なら全然普通に使えるけど、Photoshop で繊細な作業をするにはマウスの方が圧倒的に速いですね。もっと慣れたらトラックボールでもマウス並みに細かい操作ができるようになるのかな。

400-MAWBTTB190BK

傾斜した形状のダイナミックさは MX MASTER 3S と比較するとより顕著。握りこんだ際に手の甲が天井ではなく横を向くような形状は MX Vertical に近いものがあります。
そうするとトラックボールを握るときに手首を回転させたり曲げたりすることなく自然な姿勢で使えること、および手首を固定させて指先だけで操作できることで怪我をした手首への負担が少なくて済みます。

400-MAWBTTB190BK

個人的にはトラックボールの手前にリストレストを一枚敷いてやることでより楽な姿勢をとることができました。
健康なときには特に苦もなく扱っていると思っていたマウスやキーボードも、少し不自由になるだけでいかに不自然な姿勢を強いられていたか痛感しますね。トラックボールを数日使い慣れてくると今度はキーボードを打つときに手首に無理がかかっているのが気になり始めました(実際に怪我しているところが痛む)。次はエルゴノミクスキーボードか Alice 配列のキーボードが気になってきましたが、トラックボールより投資額が大きいので躊躇しているところです。

このトラックボールはとりあえず怪我が良くなるまでは使う予定ですが、今までも仕事で長時間 Excel と格闘しているときなんかに手首への負担を感じていたんですよね。快復した後も在宅勤務はトラックボールメインにするかもしれません。

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