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ついでに NEX-5N も見てきた

α77 と一緒に、NEX-5N の先行展示も見てきました。

NEX-5N

NEX-5N は別売の外付け OLED EVF が装着された状態で展示されていましたが、それ以外はパッと見では NEX-5 からほとんど変わっておらず、NEX-5 ユーザーでなければ気がつかない程度の違いしかありません。それだけ初代から完成されたデザインだったということでしょうが、例えば GR DIGITAL シリーズのように息の長い定番デザインとして定着していってほしいですね。それなら買い換えてもバレにくいし(ぉ

NEX-5N

NEX-5 の違いと言えば、シャッターボタン付近に「5N」の刻印が追加されていること、前面上端付近のエッジが面取りされてより薄く見えるようになったこと、それからグリップのラバーに施されているパターンが変更されたこと、くらいでしょうか。本当に間違い探しレベルの違いです。
グリップラバーは、スポーツカーのステアリングレザーみたいな感じで規則的なドットパターンが配されたデザインになりました。これはこれでさらっとしていて握りやすそうですが、個人的には NEX-5 の細かいパターンのほうが手のひらに馴染んで気に入っていたので、変えなくても良かった気はします。

NEX-5N

外付け EVF「FDA-EV1S」はα77 の EVF と同じ XGA OLED。デバイスが同じなだけあって見え方もα77 とほぼ同じ。個人的には NEX は液晶モニタで撮るものという感覚が身についているので、こういうレンジファインダ的なスタイルでの使い方は馴染みませんが、VF が必須という人もいるでしょう。この EVF なら応答性も良く「酔う」感覚もないので、そんなニーズにも応えられるんじゃないでしょうか。
なお、この EVF には上の写真のようにチルト用のヒンジが仕込まれているので、ローアングルファインダ的な使い方をすることもできます。


でも、NEX-5N で気になっていたのはハードウェア面よりもむしろソフトウェア面だったりします。先代 NEX-5 も複数回のアップデートで着実なブラッシュアップが施され、ファームウェア Ver.04 では NEX-C3 の一部機能も取り込んできましたが、NEX-5N のソフトウェアは当然それよりもさらに進化したものになっていました。

NEX-5N

まずは AF 周り。被写体追尾機能と個人顔登録機能が追加されました。以前も書きましたが、NEX はスポーツ撮影に向いているわけではありませんが、よく動く子どもを撮るような用途で被写体追尾 AF が使えるといいなあ・・・と以前から思っていたこともあり、これは羨ましい進化です。

NEX-5N

つづいてレンズ補正周り。純正の E マウントレンズについて、周辺光量、倍率色収差、歪曲収差の補正をオン/オフすることができるようになりました。正直なところ純正の E マウントレンズはお世辞にも描画性能の良いレンズが揃っているとは言い難いですが、手ブレ補正対応で使い勝手は悪くないので、普段使い程度ならソフトウェア補正を入れてでも使う価値はあると言えます。標準の E 18-55 もけっこう歪曲収差が目立つレンズだったりするので、このへんを補正できるのは嬉しいところ。

NEX-5N

あと、カタログページで見落としていた機能なんですが、「AF 微調整」機能まで搭載されています。通常、この手の機能は一眼レフの中級機以上にならないと搭載されないものですが、これが NEX-5 クラスに入ってくるとは。ちゃんとレンズごとに設定値を記憶することができるようで、多少の前ピン、後ピンをこれで吸収することができます。これには驚いた。

で、今回の NEX-5N は背面液晶がタッチパネル化されたことで、ほぼ全ての操作を液晶へのタッチで行えるようになりました。ただ従来のホイール操作を前提に作られたメニューも多いため、必ずしも全てがタッチ操作に最適化されているとは言い難いですが、それでも AF ポイントの指定を画面上のタッチで行えるあたりは直感的と言えます。これは旧 NEX-5 ではどうファームアップしても対応できないので、悔しいところ。

NEX-5N

で、私がソフトウェア面で最も気にしていた MF アシスト機能。地味にブラッシュアップされていて、従来は 7 倍/14 倍の切り換えだったのが、今回は 4.8 倍/9.5 倍という微妙な倍率の切り換えに変更されています。確かに従来も 7 倍で MF を合わせられてしまうことが多く、逆に 14 倍は拡大しすぎで使いにくかったので、このくらいの倍率の方が使いやすそうですね。
ただ、残念だったのはこの MF アシスト機能におけるタッチ操作が、倍率の切り替えと拡大領域の上下左右移動(およびセンターに戻す)機能程度しかなかったこと。個人的にはここでフリックして拡大領域を移動したり、欲を言えばピンチイン/アウトで任意に倍率を変更したりすることができれば間違いなく買い換え決定していたところだったんですが、このあたりの操作性が従来機種とさほど変わっていなかったのが残念です。ターゲットユーザー的には MF アシスト機能の操作性向上は、NEX-7 あたりで実現されていそうですが・・・。

あと、気になっていた AF に関しては、体感してハッキリと違いが分かるくらいに旧 NEX-5 よりも高速です。NEX-5 の AF 速度は実際のところコンデジに毛が生えた程度でしかありませんでしたが、爆速クラスのα77 とは比較にならないとはいえ、ミラーレス機の中では最も速い部類と言えるのではないでしょうか。各社一眼レフの中でも AF は遅い部類だったα、今年はどうしちゃったのと言いたいくらい(笑)今年のモデルは良いですねー。もろもろも含め、NEX-5N は 2 世代目にして早くも完成の域に達しようとしているように思います。

LA-EA2

続いてこちらの黒い NEX-5N に装着されているのが、新型の E-A マウントアダプタ LA-EA2。トランスルーセントミラーを内蔵し、STF を除く全ての A マウントレンズでの高速 AF を実現した過去最高の変態マウントアダプタ(褒め言葉)です(ぉ。
トランスルーセントミラーと位相差 AF センサを内蔵しているだけあって、サイズはかなりのもの。三脚座一体型という体裁をとっていますが、NEX のボディが浮いてしまうくらい巨大です(笑。

LA-EA2

レンズを外してみたところ。NEX はミラーレスなので通常ならば CMOS センサが丸見えになっているところ、ここから固定式のトランスルーセントミラーが見えるという異様な構造になっています。ミラーは通常のカメラとは違って下向きの反射角がついていて、三脚座側に内蔵されている AF センサに光を送っています。

LA-EA2

底面には三脚穴が空いています。NEX ボディ側の三脚穴よりも重量バランスの良い位置にあり、かつしっかりして見える(笑)ので、アダプタ使用時はこちら側の三脚穴を使用したほうが安定するでしょう。でもまあ、これを使うくらいならα33 あたりを買ったほうが良いような気はしますが・・・。

Sonnar E 24mm F1.8 ZA

E マウントの新レンズ群も、ガラスケースに入れられて触れない状態ながら、展示されていました。こちらは E マウント初のツァイスレンズとなる Sonnar E 24mm F1.8。金属の質感を生かした黒い筐体が、いかにもよく撮れそうな雰囲気を醸し出しています。

Sonnar E 24mm F1.8 ZA

フィルタ径は E マウントレンズ共通のΦ49mm ながら、前玉はけっこう大きめ。鏡筒も広角レンズにしてはかなり長いですし、同じ広角といっても 16mm パンケーキとは全く違っていて、パンケーキと比べて見るとなんだか悲しくなってきます。やっぱり APS-C センサでまともに撮ろうと思ったら、レンズはこれくらい必要ってことなんですかね・・・。

E 50mm F1.8 OSS

こちらは 9 月末発売の E 30mm F3.5 Macro(左)と年末発売の E 50mm F1.8 OSS ポートレートレンズ(右)。どちらも鏡筒サイズは標準ズーム E 18-55mm とほぼ同じで、コンパクトとは言い難い大きさです。50mm はまあこんなもんかと思いますが、マクロのほうはこれだけ大きいならせめて F2.8 は出してほしかったところですね・・・。

E マウントの純正レンズには Sonnar 以外正直あまり期待していないのですが、このほかに 10 月発売の E 55-210mm は実売価格次第で欲しいかも。NEX はコンパクトなのは良いんですが、今まで望遠系が巨大な E 18-200mm しかなく、望遠を使いたいときにはαか EOS を持ち出すしかなかったので、小型の望遠レンズは欲しかったんですよね。

あとはこれもショーケース展示されていました。

NEX-7

NEX-7。これはまだワーキングサンプルではないようですが、外装としてはもう最終と思って良いでしょう。
ボディサイズが NEX-5 よりも大きくなってしまうのでパスかな・・・と思っていましたが、ショーケース外から見た限りでは NEX-5 からのサイズアップがそれほどでもなく、この程度なら許容範囲かも、と思えるサイズではあると感じました。まあ、NEX に全部入りを求めるのも何か間違ってるように思いますし、価格が価格なので私はたぶん買わないと思いますが、思っていたより現物からはオーラが出ていたので、惹かれてしまったのは事実です(´д`)。

NEX-7

ただ、このクラカメ然としたたたずまいがどうにも受け付けないのと、ボディ側をこれだけ全部入り状態にしながらキットレンズは E 18-55?というアンバランスも気に入らないところ。せめて今後のロードマップ上に示されている G レンズの標準ズームくらいつけないと、せっかくの 24Mpx センサが泣くんじゃないでしょうか(´д`)。まあ、このボディをポンと買える人であれば、常用レンズは M マウントのライカレンズだったり、CONTAX G レンズの限定ブラックを一揃い持っていて、マウントアダプタで・・・という贅沢な使い方だったりしそうですが。

そんな感じで、新レンズ群と NEX-7 に関しては良し悪しといったところですが、NEX-5N はかなりイイ。α77 がなくて、ゴールドカラーのボディがあったら間違いなく買い換えていたところでした・・・やばいやばい。

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