TOKYO No.1 SOUL SET / Beyond The World
最近、某 CM がきっかけで実に 15 年ぶりに TOKYO No.1 SOUL SET の音楽に再会しました。高校時代、特に高 3 の頃はかなりヘビーローテーションで聴いていたグループ。当時は今と違って音楽に関してはかなりの雑食で、手当たり次第に聴いてましたが、サウンドがかっこいいグループ、特にこの TOKYO No.1 SOUL SET とコーネリアスあたりを聴き込んでました。
この TOKYO No.1 SOUL SET というグループ。ヒップホップに分類されるグループではありますが、一般的なヒップホップとはテイストが随分違います。ラップというよりリズムのある朗読、と言いたくなるような独特の、かつシリアスでニヒルな詩を伴うライム。そしてサウンドがいちいちカッコイイ。これは言葉で説明するのが難しいので、興味があれば YouTube あたりで探してみてください(著作権的に問題がありそうなので、リンクは自粛)。
ということで 15 年ぶりに聴いた TOKYO No.1 SOUL SET。オリジナルアルバムとしての最新は 2 年前の作品のようですが、久々に聴いてみたら昔と少し雰囲気変わった?と感じました。以前は、BIKKE のライムは自らが唄っていながらもどこか楽曲そのものから一歩引いたスタンスのようなものが見えて、相対的に自分が楽曲の詩のさなかに置かれるような感覚を持ったものでしたが、今のは以前に比べると唄い手が楽曲に入り込んでいる印象で、聴き手の立ち位置がちょっと変わったな、と感じました。まあ、今も変わらずカッコイイことには変わりないのですが、昔あったニヒリズム的なものは薄まったかな。
個人的には初期のフルアルバム『TRIPLE BARREL』の音が好きなんですが、久々にこの世界観にいろいろと触発されました。しばらく新旧織り交ぜて聴いてみたいと思います。
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