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薄紅から新緑へ

薄紅から新緑へ

[ Canon EOS 7D / Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM ]

東京の桜も完全に終わってしまいましたが、先週久しぶりに EF-S10-22mm を持ち出して散り際の桜を撮ってきたので、ちょっとその写真でも。

望遠系レンズばかり使っている私は広角はとても苦手意識があるんですが、こういう季節は広角レンズで量感を見せてやるのも悪くない。ただ、画面から要素を引き算しきれないので、そういう意味で難しいです。望遠系は主題さえ決めてしまえばあとはその配置とボケ量をコントロールすれば、ある程度できちゃいますからね・・・。


薄紅から新緑へ

[ Canon EOS 7D / Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM ]

ソメイヨシノは一足先に終わっちゃいましたが、八重桜ならまだけっこう残っていたりします。ボリュームがあるので桜らしい儚さがあまり感じられないというのはあるんですが、これはこれで好き。

この EF-S10-22mm というレンズは、超広角(16mm 相当)まで行けるわりにディストーションやその他の収差も少なく、とても良いレンズだと思います。レンズの味みたいなものはないので、リアリスティックにキリッと撮れるレンズ。写実志向な私には合っているかもしれませんが、やっぱり広角の画作りは難しい。普段いかにボケに頼っているか、というのを痛感します。

薄紅から新緑へ

[ Canon EOS 7D / Canon EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM ]

次に見ごろを迎えるのは、このあたりだと菖蒲系が中心ですかね。まだまだ春先の不安定な気候が続いている印象ですが、空もだんだん青みを増してきていますし、休日が一日でも多く写真日和であってくれることを願うばかりです。

コメント

  1. 畑中 より:

    こんにちは。コメントは初めてですが、いつも興味深く拝見しています。

    突然の質問で恐縮ですが、今後デジタル一眼レフは衰退、廃止の道をたどるのでしょうか。
    意見をいただければ幸いです。
    巷で一眼はミラーレスに食われるという話をよく見聞きするようになり、不安になってしまいました。

  2. B より:

    コメントありがとうございます。
    なかなか難しい問題ですね・・・。あくまで個人的な考えですが、少なくとも写真を仕事、もしくはある程度以上の深さで趣味にしている人であれば、AF 速度などの「一瞬を確実にモノにできる性能」という点でミラーレスが一眼レフを上回らない限り、ミラーレスに取って代わられることはないと思います。技術の進歩でいつかその日が来る可能性は低くないですが、今後 2~3 年でそうなることはまずないのでは。
    ただ、エントリークラスではミラーレスでも十分ということも少なくなく、ミラーレスが「手軽に一眼レフ並みの画質が得られるカメラ」という用途で買われる層はもう大半がミラーレスになっていくんじゃないかと思います。EOS Kiss 系とかそのあたりはそろそろ曲がり角にさしかかるんじゃないでしょうか。

    また、小型センサの性能向上やソフトウェア補正技術の進歩、それから LSI の高性能化によってパラダイムは変わりつつあり、スマートフォンの進化でコンデジの存在意義が問われたり、ビデオカメラと一眼レフの境界が曖昧になりつつあるので、一眼レフもずっとこのままということはないと思います。αなんかはもうほぼ全機種トランスルーセントミラーになってしまって、いわゆる旧来の「一眼レフ」とは構造的には違うものになっていますし。EOS 7D/5D3 やフジ X-Pro1 のように、光学ファインダの上に液晶を透過表示させる機種もありますし。

    現時点で断定的な唯一の答えは出せませんが、ひとつ言えるのは、短期的には一眼レフはなくならないでしょうが、ミラーレス機との境界線が曖昧になったり、一眼レフそのものが構造的に違うものに進化していく、というシナリオはかなり高い可能性である、というか徐々にそうなってきているようには思います。そういう視点で見ると、「一眼がミラーレスに食われる」という対立軸で見ること自体がナンセンス、と言えるのかもしれません。

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