昨年末に日光へ行ったときのこと。どうせなら道中も楽しもう、ということで SL に乗ってきました。
東京からは浅草発の東武特急リバティけごんで下今市まで。下今市~東武日光間を「SL 大樹ふたら」に乗車するルートをとりました。
なお今回の写真は全て α7C+FE 28-60mm F4-5.6 にて撮影しています。
下今市は SL の始発駅ということでいろいろと関連する展示物が用意されています。
↑の写真は現役稼動している転車台。転車台といえば昨年公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』でも印象的な場面がありましたが(あれは静岡の天竜浜名湖鉄道のものがモデルのようですね)、まだ記憶に新しいだけにあの映像を思い浮かべながら見てしまいます。
そしてこちらが待機状態の「SL 大樹ふたら」。私は鉄の素質はないのですが、それでも SL と聞くとちょっと心ときめくものがあります。
私の他に見物しているお客さん達も鉄道マニアというより一般客が興味を惹かれて見入っているように見受けられました。まあ近年では某無限列車映画の大ヒットで(昨年末にテレビシリーズ化されたばかりですし)改めて SL に関心が集まっているというのもあるのでしょう。
SL の補機として運転するディーゼル機関車。
この朱色のディーゼル車、昔富山駅でもよく見かけたから個人的には SL 以上に懐かしさがあります。今もあるんだろうか…。
いろいろ見物しながら待っていると、乗車ホームに入線してきました。
稼動する SL を実際に見るのはこれが(たぶん)初めて。これは興奮しますね…。
駅弁屋で大量の牛鍋弁当を買い占めて乗車したくなります(違
客車も SL 時代のものを使用しています。
車両も塗装もレトロな感じなところに特別感のあるエンブレムが貼られていて、旅気分が高まります。
座席は車両によって仕様が異なるようです。私が乗ったのは対面シートで、固定式のテーブルが用意されていて寛げます。これはいい。
そういえば、昔の列車の内装ってこんな感じだったよなあ。
下今市から東武日光まではほんの 20 分の道程ながら、窓の外を煙が流れていく電車にはない風景が新鮮。
また道中はガイドさんがいろいろと解説をしてくださるほか、沿線では多くの一般の方々がこちらに向かって手を振ってくれるのも楽しい。
走行中に SL 自体を見ることはほとんどできませんが、線路がカーブするところでは前方の SL が煙を噴く様子が見えて嬉しい。鉄道マニアでなくてもこれは楽しいわ…。
というわけで、あっという間に東武日光に着いてしまいました。
正直もっと乗っていたかったなあ…。SL 大樹自体は下今市~鬼怒川温泉方面にも運行していてこちらは 35 分かかるようなので、これは改めて鬼怒川まで温泉に浸かりに行くしかないか。
日光に行くだけなら他にももっと早いルートはいくらでもありますが、ゆったりと SL の旅も楽しかった。特別な小旅行になりました。
せっかくの非日常なんだから効率を度外視してこういう楽しみ方をするのもアリですね。
日光観光もとても良かったので、機会を見つけてまた SL に乗りに来たくなりました。
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