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デザインあ展

「デザインあ展」に私も行ってきました。

デザインあ展

デザインあ展

行きたい行きたいと思いつつ先延ばしにしている間に会期末。この日曜までの開催、ということで、慌てて土曜日に行ってきました。
我が家は長女の好みが私に近く、NHK の知育系番組を熱心に観ていますが、次女はそれほどでもないようで。「ディズニーランド並みに混む」という話も聞いていたので、年齢的にガマンの閾値が低い次女は自宅に置いて、長女と二人で来てみました。

デザインあ展

昼間は絶対に混むと思ったので、朝イチで六本木入り。9 時開場のところ 9 時過ぎに会場である 21_21 DESIGN SIGHT に着いたところ、すでに長い行列が(;´Д`)ヾ。やっぱり 8 時半現地着を目指すべきだったか。

デザインあ展

行列はもう会場が見えなくなるくらいのところまで続いていました。ここから 1 時間待ち、という案内を受けておとなしく並びます。結果的にちょうど 1 時間、10 時過ぎには会場に入れました。

私たちが並んだ後にも行列はどんどん長くなっていき、ここから折り返して再び会場入口近くまで行列が延びていました。スタッフの人が説明していたのを聞く限り、10 時過ぎには「1 時間半~3 時間待ち」になっていた模様(;´Д`)。


デザインあ展

会場の中はテレビの『デザインあ』の世界そのもの。長女だけでなく、私も『デザインあ』とか『ピタゴラスイッチ』系の知育番組は好きなので、なんだかわくわくします。展示物は単に展示されているだけでなく、映像まで含めたギミックになっていたり、自分たちでいろいろ触ってみたりすることができるものもあって、飽きません。

デザインあ展

会場は親子連れも多かったですが、学生さんから大人まで、かなり幅広い感じ。大人はなるべく子どもの邪魔をしないよう、気をつけながら見て回ります。

デザインあ展

長女がいちばん面白かったと言っていたのがこの「ごちゃまぜ文庫」。有名な童話のタイトルを二分割して、積み木状に組み合わせることで新しい童話のタイトルを創作するという展示です。単に組み合わせで変なタイトルを見つけ出すだけじゃなくて、ついついその童話がどんな物語かを想像して「プッ」と吹き出してしまうまでがこの遊びの知的に面白いところ。
まあ私もこういう言葉遊びとか大喜利的なネタは好きなので、ここがいちばん面白かったですがね(ぉ

デザインあ展

「デザイン」ってとかくアート文脈で語られがちですが、この展示を見て「ものの作り手が、使う人に対してアフォーダンスやコミュニケーションを促すように込めるメッセージ」のことなんだろうな、と再認識しました。加飾的な要素なんてデザインのごく一部で、「自然とそう使えるように」「心地よく使えるように」作るのが「デザイン」という仕事。例えば Apple 製品のデザインが良いと言われるのは、単にシンプルな造形であったり価格に対して高い質感を備えているということではなくて、誰でも見ただけで迷わずに使えるような形状や振る舞いを備えているから、という理由の方が大きいのだろうと思っています。

番組と同様に、子どもでも何となく理解でき、刺激を受けるような平易な展示でありながら、もののいろやかたちの持つ意味(あるいは我々が共通で認識できる意味)を考えたり、デザインを要素ごとに分解したり、組み合わせや視点を変えてみたり、まるでものづくりにおけるデザインのプロセスを追体験しているような感覚もありました。長女も大満足していましたが、私もとても楽しめました。

会期は明日いっぱい。最終日は混むでしょうが、並ぶだけの価値はありますよ。

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