[ Sony α6000 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ]
水族館って、水の流れのおおらかさと、その中を泳ぐ魚たちのゆっくりとした動きが、日々のあくせくとした生活を忘れさせてくれて、和みます。
でも、その中でもくらげの水槽は別格だと思います。水族館の中で、これよりスローな時間が流れているのはマンボウの水槽くらいなんじゃないかというゆったり感。流れに身を任せるだけに見えて、ちゃんと意志を持つその動き。そして、自らと周囲の境界が曖昧になりそうなほど透き通った身体。いつまでもぼんやりと眺めていたい気分にさせてくれます。
[ Sony α6000 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ]
くらげって、そのたたずまい自体がフォトジェニックで、あまりウデがなくても写真がうまくなった気分にさせてくれる被写体だと思います(笑。なので、水族館に来るとつい最も多くシャッターを切ってしまうのは、くらげだったりします。
[ Sony α6000 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ]
お盆過ぎの海で出会うとすごくイヤなのに、水族館で出会うととても嬉しい。人間ってとてもゲンキンな生き物です。
でもそんなことすら全く意に介していないように見えるくらげを眺めていると、小さいことに悩んでいる自分って馬鹿みたいだな、と思えてきます。それこそが、くらげの癒やしなのかもしれません。
[ Sony α6000 | Carl Zeiss Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS ]
今よみがえる青い海の記憶
ずっと変わらずに呼びかけているよ
確かめあったあの日の風は
少しいたずらに揺れて
愛した声も傷ついた静けさも
連れ去ってしまった
コメント