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愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN XII めぐりあい宇宙編

安彦 良和 / 愛蔵版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN XII -めぐりあい宇宙編-

「我々は三年待ったのだ!!」

と言いたくなるほどに待たされた、愛蔵版ガンダム THE ORIGIN 完結巻がようやく発売。通常版コミック完結巻の発売からじつに 3 年ですよ。これまで、半年に 1 冊ペースで刊行されてきた愛蔵版ですが、完結巻だけ待てど暮らせど発売されず。まあ、通常なら単行本 2 冊分を 1 巻にまとめているところ、この巻だけボリュームが足りていませんでしたからね。加筆分等、もろもろのネタが揃うタイミングを待ってのリリースとなりました。

本編はコミック通常版で読んだので知っていましたが、やはり大判で、かつカラーページつきで読むとさらに深みが増しますね。演出ひとつとってもアニメとは異なる尺/コマ割の使い方をしていて、安彦先生的に大事にしたかったポイントはどこなのか、というのがよく伝わってきます。クライマックスで、主人公であるはずのアムロよりもむしろシャアとセイラにフォーカスしているあたり、過去編を掘り下げた『THE ORIGIN』ならではなんだろうな、と思います。

足りないページを埋めるコンテンツは予想通り外伝系エピソード。『THE ORIGIN』の前日譚と後日譚をいくつか、既存の刊行物に収録されたものも含めてまとめられています。本編だけで完成された作品なので、これは読まなくても支障ありませんが、これを読むとより理解に深みが出、なおかつ『Ζ』以降へのミッシングリンクが繋がります。特に後日譚のほうは安彦先生自身が気負わずに、自由にキャラクターを動かしてみた遊び心が滲み出ていて、楽しい。

愛蔵版がようやく終わったと思ったら、安彦氏は既にアニメ版『THE ORIGIN』の総監督として活動されています。コミックの連載開始前には病気で入院されていた時期もあるそうですし、年齢も年齢なので、体調にはくれぐれも気をつけつつ、アニメ版『THE ORIGIN』を創り上げていただきたいところです。

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