【フォトキナ】パナソニック、LTE対応デジカメ「LUMIX CM1」発表 – デジカメ Watch
photokina が始まっていますが、まず気になるカメラがパナソニックから発表されました。
Android 搭載の LTE 対応コンデジ「LUMIX CM1」。単体での通信が可能でアプリも入れられるということで、従来のカメラよりもコミュニケーション用途を重視した位置づけ。まあ今でにも Android を搭載したカメラはニコンや SAMSUNG からも出ていましたが、国内メーカー製 LTE 対応カメラとしてはこれが初。
1 インチセンサはいいけど 28mm の単焦点レンズというのはユーザーを限定しそうだし、Android はカメラのプラットフォームとしては安定性やレスポンスの面で不安があるし、爆発的に売れるモデルではないでしょう。が、個人的にカメラは画質やレスポンスも大事だけど、もっとコミュニケーションツールとして進化すべきだと思っているので、この方向に踏み出したパナソニックの姿勢は支持したいです。パナソニックのカメラは以前から、伝統的なカメラメーカーでは割り切れないであろう部分を割り切ってコンセプトを明確にした商品企画が多かったですが、これはその最たるものですね(その一方で、GM5 はいろいろ付け足した結果 GM1 の潔さが失われてしまったように見えますが)。まあ、CM1 はカメラチームではなく撤退したスマホの開発チームが主となって作った製品のようですけどね。
今のところ国内発売については不明ですが、技適取得済みらしいので発売の可能性は高いかと。
このカメラ、最近選択肢が異様に増えている MVNO の格安 SIM とか挿しとくと案外ちょうどいいんじゃないかという気がします。今までだと、こういうカメラは Wi-Fi でいったんスマホに画像転送するか、ルータやテザリングにぶら下げるかする必要があって少々面倒でしたが、MVNO の隆盛で少し潮目が変わってくるかもしれません。
コンデジや低価格一眼の市場縮小で、カメラメーカー各社は挙って中上位機にシフトしてきていますが、個人的にはこういうパラダイムを変えようという動きのほうが興味深いかな。こういうアプローチが最終的にどういう形態で市場に受け入れられていくのか、あるいは受け入れられないのか、見守っていきたいと思います。
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