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Anker PowerPort+ 1 with Quick Charge 3.0

新しい USB チャージャーを購入しました。

Anker / Anker PowerPort+ 1 with Quick Charge 3.0 A2010111 (ブラック)

Anker PowerPort+ 1

USB チャージャーは二台持っている Anker のマルチポート急速充電器で満足していて、充電スピードも Anker 独自の「PowerIQ」で事足りています。なのであまり買い換えの必要は感じていないんですが、最近の Snapdragon 搭載スマホでは Quick Charge 2.0 対応が一般的になってきたので、一度どんなものか試してみようと思い。そしたら早くも Quick Charge 3.0 に対応したチャージャーが発売されていたので、2.0 を飛ばして 3.0 を買ってみました(笑

QC3.0 の概要はこちら。

ASCII.jp:クアルコムが高速充電技術「Quick Charge 3.0」発表、2016年にスマホ搭載へ

単純により高電圧で充電できるようになったというわけではなく、2.0 より細かな制御が可能になったことで高効率化した、といったところでしょうか。
対応 SoC は Snapdragon 820/620/618/617/430 とのことで、今後登場する主要なスマホの多くが対応する可能性があります。かなり細かく制御するようなので(おそらく関連 IC やソフトウェアでの対応が必要)、単純に SoC が対応していれば使えるというわけではなさそうですが。

Anker PowerPort+ 1

化粧箱の底面にはでかでかと「AMERICA’S #1 USB CHARGING BRAND」の文字が。日本でも Amazon ではずっと一位ですが、海外でも売れてるんですね。まあ安いのに性能良いですからね。
そういえば化粧箱も以前はダンボールにスリーブ掛けだったのが、もう箱自体がカラー印刷になっていて、メーカーの勢いを感じます。

Anker PowerPort+ 1

箱を開けて製品を取り出したら、その下に「Happy?」。ここに仕込まれていたユーザーガイド的な紙の表紙でした。ふざけてるけど、嫌いじゃない(笑


Anker PowerPort+ 1

本体は Anker らしいシンプルなもの。しかし全体がテカテカに表面処理されていて、指紋とか擦り傷が目立ちそう。ブラックよりもホワイトにすれば良かったかな…。

Anker PowerPort+ 1

iPhone の純正 USB AC アダプタの小ささを知っていると、USB 1 ポートの充電器としてはかなり大きく感じます。まあ最大 12V までの出力電圧に対応しているから大きくなるのは仕方ないですが。

USB ポートが緑色になっているのは、Quick Charge 対応を表しているんですかね。メーカーによってつけている色が違うようなので、Anker では QC 対応は緑、というルールなのだと思われます。

Anker PowerPort+ 1

給電時には本体の LED がグリーンに点灯します。
これ、PowerPort+ 1 の旧モデル(QC2.0 までに対応したバージョン)では QC 対応機器と非対応機器で LED の点灯色が変わったようですが、本機は少なくとも通常充電と QC2.0 では色が変わらないようです。QC3.0 対応機器を繋いだら変わるのかもしれませんが、持っていないので試しようがない(笑

QC3.0 はまだ試せませんが、QC2.0 がどれくらい速いのか、通常の USB 充電と Anker PowerIQ を対象に比較してみました。テストした端末は Xperia Z2(バッテリ容量 3,200mAh)、私用した充電器は通常充電が Xperia Z2 の付属 USB AC アダプタ、PowerIQ が Anker の 5 ポート急速充電器、QC2.0 がこの PowerPort+ 1 です。
バッテリ残量が 5% を切ると自動シャットダウンしてしまうので、10% を切った時点(9%)から充電を開始して Battery Monitor Widget で 5 分ごとにログを取得したグラフが以下になります。

Anker PowerPort+ 1

おお、やっぱり QC2.0 は速いですね。最初から最後までリニアな感じで充電する標準アダプタに対して、QC2.0 と PowerIQ は最初を一気に立ち上げて、徐々にゆっくり充電するような動作をしています。これは満充電に近い状態で高い充電負荷をかけるとバッテリ寿命が短くなったり故障の原因になったりするため、80% 以上はスピードを抑えているものと思われます。
5V のまま電流量だけを増やす PowerIQ よりも、電圧を 9V に高めて充電する QC2.0 のほうが一段速く充電が進むのがグラフからも分かります。

では見方を変えてバッテリ残量 9% から 30%/50%/80%/100% までに要する充電時間を比べてみましょう。

充電容量30%50%80%100%
通常充電0:501:352:454:00
PowerIQ0:300:551:452:40
Quick Charge 2.00:250:451:202:30

こうして見ると、50→80% の間は明確に PowerIQ よりも QC2.0 のほうが速いですが、充電し始めと満充電付近でのスピードは大差なく、9%→100% までの合計時間では PowerIQ と QC2.0 で 10 分しか違わない、という結果に。しかし急速充電したいときというのは、バッテリ残量が少なくなったけどもうすぐ出かけないといけない、というようなシチュエーションかと思います。つまり満充電はできなくてもいいけどできるだけ継ぎ足しておきたいとき。そういうときにちょっとでも多く充電しておける QC2.0 は、咄嗟の場面で助けてくれる存在と言えます。
QC2.0、PowerIQ のどちらをとっても標準の AC アダプタよりは 2/3 以下の時間で満充電までいけるので、少なくともどちらかに対応した USB チャージャーを一つは持っておくべきかと。

QC3.0 については残念ながらテストできていませんが、対応機器を入手したらまた比較してみたいと思います。

Anker / Anker PowerPort+ 1 with Quick Charge 3.0

B016LTJ9XC

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