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F1 ロシア GP 2017

F1ロシアGP決勝:ベッテルとの攻防を制したボッタスがF1初優勝!アロンソはスタートできず

おめでとうボッタス!!!!

ロシア GP はメルセデス移籍 4 戦目のボッタスが危なげない走りで F1 初優勝を遂げました。やっぱり、新しいウィナー誕生の瞬間はワクワクしますね。

今回も予選から面白いグランプリでした。メルセデスとフェラーリが拮抗するタイムを刻み、結果的にはフェラーリがフロントロウ独占!という何年ぶりか思い出せないくらいの快挙を達成。その後ろに僅差でボッタス、ハミルトンと続きます。
セットアップも決まっていそうだし決勝もこのままヴェッテルが逃げるか、と思ったらスタートで大どんでん返し。フェラーリの二台もそんなに悪くはないスタートだったと思うんですが、とにかくボッタスの蹴り出しが良く、ターン 1 で既にボッタスが先行。グリップが悪い偶数列スタートだったハミルトンは出遅れ、ボッタスとハミルトンの間にフェラーリの二台が挟まれる格好になりました。
あとはセーフティカー導入等のハプニングもなく、ボッタスが最後までポジションを守り抜きました。終盤のヴェッテルの追い上げはかなりハラハラしたものの、落ち着いて守り切ったあたりがボッタスらしい。最終ラップで周回遅れとなったマッサがヴェッテルに簡単には抜かせなかったのは、元チームメイトの初優勝を援護したい気持ちがあったからではと勘繰りたくなりましたが(笑)それがなくてもボッタスが逃げ切っていた可能性は高いと思います。

個人的には F1 デビュー当時からのボッタス贔屓だったのでかなり嬉しい。フィンランド人の寡黙さって妙に共感できるところがあるんですよね。マシンは十分に勝てる性能を持っているだけに、早めに一勝を挙げて勝ち方を覚えてほしいと思っていましたが、4 戦目にして勝利を掴み取ったとあっては、今後にも期待が持てそうです。
チームメイトのハミルトンは今回精彩を欠いていましたが、ボッタスとフェラーリの二台のタイムが良かったことを考えると、サーキットとマシン+ドライビングスタイルが合ってなかったということですかね。元々タイヤへの入力の強いメルセデスとタイヤに負荷をかけつつ速く走るハミルトンという組み合わせは、サーキットとの相性とセッティングがハマれば手を着けられない速さを見せつけてきますが、タイヤに厳しいサーキットの場合はボッタスのようなスムーズなドライビングスタイルのほうが適しているということなのかもしれません。


ポイントランキング上は、コンストラクターズがフェラーリとメルセデスが 1 点差、ドライバーズのほうもまだトップの 4 人ともに十分チャンスがある状況。ハミルトンとヴェッテルの一騎打ちかなと予想をしていましたが、このまま四つ巴で終盤戦までもつれてくれると面白いシーズンになります。これほど展開が読めないシーズンもそうとう久しぶり、テレビ観戦してて寝落ちしそうにならないって素晴らしい(ぉ

マクラーレン・ホンダですが…前戦のバンドーンに続いて、今回はアロンソがフォーメーションラップ中に ERS トラブルでストップし、グリッドにもつけずにリタイアする羽目になりました。これでホンダの PU トラブルは二戦つづいたことになります。レースでもバンドーンが最初から最後までザウバーと最後尾争いをするという失意の週末。ポジティブなニュースを見つけることすら難しい状況なのが残念です。
ホンダと言えば来季からザウバーへの PU 供給を発表したところですが、CS 中継の最後に川井チャンが言っていた一言が気がかり。「エディ・ジョーダンが『マクラーレンが来季メルセデスにスイッチすることが決まった』と発言して大問題になった」とのことですが、今のマクラーレン・ホンダの状況を考えると信憑性が高い話に思えてくるから怖い。スペイン GP 前に正式発表があるかもなんて噂も飛び交っていますが、来季ザウバー・ホンダの 1 チーム体制、という状況だけは何としても避けてほしいところです…。

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