私のところにも Nintendo Labo が届きました。
任天堂 / Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit
当初 yodobashi.com で予約していたところ、Amazon の特典としてダンボーのデコ素材がつくことが分かって途中で Amazon での購入に切り替えたところ、発売日に届かず(;´Д`)ヾ。一日遅れでの入手となりました。
二種類ある Toy-Con のうち私が買ったのはバラエティキット。子どもと遊ぶのが主目的なので、女子二人だとロボットキットはウケるか分かんないよなあ、と。
ついでに純正のデコるセットもまとめて購入しました。
Amazon 特典のダンボーデコ素材は二種類あり、バラエティキットとロボットキットに一つずつ使う想定。完全にデコ専用でソフトウェア的に何かダンボーとのコラボアプリが入っているわけではありません。無理して Amazon に変更するほどのことはなかったかも(笑
それと「Amazon の段ボールの開け口」をイメージしたマスキングテープも一本ついてきます。
マスターグレードのガンプラよりも一回りほど大きい箱の中に Switch のソフトウェアパッケージと段ボール素材がひたすら詰め込まれています。紙の取説とかは特になく、とにかくソフトを Switch に入れて始めれば OK。
組み立ては段ボール自体に必要な切り込みがあらかじめ入れられていて、ハサミも糊も一切必要ありません。
Nintendo Labo のソフトそのものが Toy-Con を使って遊ぶプログラムでありながら、同時に組み立ての説明書にもなっています。あとはひたすら画面の指示に従って組み立てを進めていくだけ。
取説は全て動画。これがまたよくできていて、どの部品をどうすればいいのか全てガイドされています。しかもボタン一つで動画の送り戻しができるし、スティックを使って画面内の部品を回転させたり寄り引きまでできるから、分からないところは分かるまで確認可能。
しかも注意が必要なポイントは動画内でも注意喚起や確認が入るし、
もう手取り足取りという感じ。
ガンプラの取説なんかも近年はかなり分かりやすくなっていると思うけど、(紙と動画という根本的な違いがあるから比較するものじゃないですが)組み立てモノでここまで懇切丁寧な取説は今までに見たことがなく、感動すらおぼえます。
組み立てはほとんどの手順を長女(中一)と次女(小三)の二人でやったわけですが、最初の Toy-Con「リモコンカー」は私が手を貸すまでもなく完成。
ダンボール製のリモコンカーに Joy-Con を取り付け、ハプティックリアクタの振動で動かすというとてもシンプルな玩具です。リモコンに相当する Switch 本体に無意味にダンボール製アンテナを取り付けるのが面白い(笑。
リモコンカーはこの上なくシンプルな玩具でありながら、左右の Joy-Con の振動周波数を変更して走り方を微調整したり、モーション IR カメラを使って目標まで自動走行させたりすることまでできる、実際はかなりのハイテク玩具です。ただ作って遊ぶだけでなく、「どういう仕組みで動いているのか」「周波数とは何か」「赤外線とは何か」というあたりを解説してやりながら遊ぶと、理科と技術科の理解にも繋がる。よく考えられています。Switch 本体側の画面でモーション IR カメラ(近接センサも兼ねている)の生映像まで見えるのはスゴイ。これは大人だってのめり込んでしまう面白さを持っています。親父が熱中するわけだ!
続いて「釣り Toy-Con」。ほんの 10 分もあればできてしまったリモコンカーから、一気に一時間単位で必要になるハードルの上がりっぷりが半端ないですが(;´Д`)、これも組み立て甲斐がありました。しかもこの動作原理が斜め上で、竿側にリールがついているはずなのに、
実際に釣り糸を巻くのは竿のリールではなくて、海(Switch 本体をセットする箱)の中。さらに海側のリールは単に輪ゴム二本で筐体に繋がっていて、この輪ゴム付きのリールが回転することで「釣り糸が引っ張られる重さ」を表現しているという(!)。つまり竿のリールを巻いても重さは変わらないのに、プレイヤー側が熱くなって竿を持ち上げ引っ張ることで、竿に取り付けられた Joy-Con の振動とこのゴムのテンションだけで魚の引きが感じられるという逆転の発想。竿には Joy-Con が二つ取り付けられていますが、ジャイロで竿の角度とリールの回転数を取得するためだけに使われていて、このシンプルな仕掛けには驚かされました。
この仕掛けに感動しながら遊ぶとむちゃくちゃ面白いじゃないですか。
ちなみに長女はゲーム自体よりも組み立てに、次女はゲームのほうに面白みを感じているようで、そういう個性が浮き彫りになるのもこの Nintendo Labo の面白さだと思います。
ぶっちゃけ、ダンボールクラフトの原理そのものは昔の雑誌「小学●年生」の付録と大きく変わらないと思いますが、それに様々なセンサとバイブレーター(とソフトウェア)をつけるだけでこんなに面白くなるものなんですね。でもこの辺はものすごい試行錯誤の末に生まれたもののようで、任天堂のサイトに掲載されている開発者インタビューがまた面白く、一読の価値があると言えます。
開発者INTERVIEW| Nintendo Labo | 任天堂
我が家はまだ二つしか組み立てられていませんが、バラエティキットというだけあって他にもいろんな Toy-Con が含まれています。これがあればゴールデンウィークは家族で楽しめそう。まだ買ったばかりですが、良い買い物だったと思います。
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