2022 年のオリジナルテレビアニメーション『リコリス・リコイル』の新作ショートムービー全 6 本が今月から順次公開されています。各話ほんの 2~3 分しかない短編、かつ日常回だけど映像も芝居も濃厚で何度でもリピートできる。
このショートムービーの配信に合わせて開催中の、隅田川を走る水上バス「東京水辺ライン」とのコラボレーションイベントに参加してきました。
テレビアニメの第 5 話でこの水上バスが舞台になることにちなんだコラボイベント。アニメの放送期間中に一度開催されたイベントのリバイバルです。私は当時抽選に申し込んでいたのが残念ながら外れてしまい、雰囲気だけでも味わおうと後日の通常運航に乗船したことがありました。それをきっかけに墨田区周辺の聖地巡礼にいろいろ行ったなあ。
今回のイベントチケットは先着順ということで無事購入できました。定員 80 名のチケットは完売だったようです。
東京水辺ラインが複数運用する船体のうち、今回乗船できたのは「さくら」。劇中の水上バスのモデルになった船そのものに乗れるのは嬉しい。
イベント航行には多数のスタッフが関わっていて、皆さんが歓迎してくださっているのもありがたい。
船に乗り込んだところ、船着き場に見送りに来ていたウォールナットを発見www
着ぐるみよくできてる。しかも「中はミズキさんじゃ無いよ!」てwww
以前の運航時にはロボ太が見送りに来たらしいし、熱量の高いファンの所業のすごさ。
ともかく出航。
このイベント運航の目玉は艦内放送を千束とたきなが担当し、隅田川の見どころを解説してくれること。まるで自分が劇中の依頼者・松下さんになった気分でリコリコの二人の引率のもと浅草観光してる気分に浸れます。
私はずっと 2F のデッキに出ていたのですが、放送は船室にいた方が聞き取りやすかったかな。船外は船自体の駆動音や波の音、橋の下をくぐるときには様々な反響音がして放送が聞こえない瞬間も多々ありましたが、でもこれは隅田川の風景と一緒に楽しんでこそだろうと思って割り切りました。
隅田川のど真ん中から見上げるスカイツリーは他のところから目にするのとは少し違った味わいがあります。
以前通常運航に乗った際に一度見た光景ではありますが、千束とたきなの声や劇伴とともに隅田川の光景を見るとなんだか自分が劇中世界に入り込んだような感覚がしてきます。
お客さんの多くがちさたきのフィギュアやアクスタと一緒に写真を撮っていました。私はそういったグッズは持ってないので、今回のイベントの記念品である乗船券風カードで記念撮影。
橋をくぐる瞬間がこの水上バスのハイライトの一つ。隅田川には言問橋、吾妻橋、厩橋、蔵前橋など伝統ある橋がたくさんかかっていて、それらは橋上なら普通に通ることができるけど下を覗き込めるのは船に乗ったときくらい。巨大建造物好きとしてはその違いを感じながら浴びるように迫力を感じられるのが楽しい。そしてそれぞれの橋の解説を千束とたきながしてくれるのがさらに良いじゃないですか。
いろんなところで橋の上から、川べりから、こちらに手を振ってくれる人がいるのも楽しい。インバウンドの人がノリノリで手を振ってくれることが多いけど日本人も少なくありません。デッキがほぼ満員ないかにもイベント運航だから余計に手を振りたくなるのかもしれませんが。だからこちらも手を振って応えるわけです。
隅田川には意外といろんな船が行き交っていて、他系統の水上バスやボート、屋形船、ジェットスキーなどと頻繁にすれ違います。こういうのを見るのも楽しい。特にヒミコ(東京都観光汽船が運用する水上バス)に遭遇するとテンション上がりますね。
あの屋形船には撮影スタッフらしき人が多数乗り込んでいて、何かのロケをやっている模様。ドラマというよりは観光紹介か旅番組的な何かですかね。こちらに気づいて手を振ってくれました。
両国から隅田川を遡上する形で出発した船は言問橋を過ぎたところで U ターンして今度は川下りを始めます。この 180° ターンして視界がグルッと変わる瞬間がなかなか楽しい。
下りは両国橋をくぐって首都高の両国 JCT の手前でターンします。このジャンクションを川から見上げる感覚が新鮮!これまた興奮します。
ここで U ターンするとほどなくして元の発着場に到着します。正味 30 分程度の船の旅、楽しかった。
船内にはちさたきの等身大パネルが展示されていました。今回のイベント(水上バスに限らず墨田区とのコラボ企画向け)のキャラクタービジュアルですね。
アニメの放送からそろそろ三年経つけどグッズやコラボで絶えず新規絵が供給されるリコリコですが、ショートムービーとはいえアニメーションの展開があった上でこういったイベントが行われると生きてるコンテンツ感が全然違う。
私としても三年ぶりの隅田川の船旅、楽しかったです。特に GW というちょうど暑くも寒くもない季節に、水の上で春の風を感じながら楽しめるのが良かった。東京水辺ラインの皆様、ありがとうございました。
ちなみに発着場の待合室内にもちさたきの等身大パネルが設置されていました。こちらはテレビ放送時のキャラクタービジュアル。
最近の新規絵ではリコリス制服を着ていないバージョンの方が多いから、制服バージョンはなんだか懐かしい。
乗船記念品は乗船券風カードの他にもあって、こちら↑は劇中に登場した「旅のしおり」。
中身は公式が PDF 版を公開しているものと同じですが、印刷物としてもらえるのが嬉しい。女子高生のアナログ手描き感がちゃんと表現されているのがイイ。
あとはランダムのクリアケース。私はクルミが当たりました。かなり小さいクリアケースだけど何入れよう…。
なおこのイベント運航は 5 月にも不定期で 4 日間、計 8 便が開催予定です。まだ購入可能な便もあるようなので、気になる方はお早めにどうぞ。
ちなみに私はこの水上バスのついでに周辺のコラボイベントをいくつか回ってきたので、後日追加でレポート予定です。
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