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レッドブル・エアレース千葉 2018

レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

昨日のレッドブル・エアレース千葉の写真を掲載していきます。まだ全然整理しきれていないんですが、とりあえず自分で目についたカットを中心に。

今年はサイドイベントの一つとして、ラウンドオブ 14 の開始前に昨年のトップ 3(室屋、ソンカ、コプシュタイン)による編隊飛行。エアレースは通常単独飛行で、これだけの技術を持っているパイロットたちのランデブーを見る機会って滅多にないので貴重です。ブルーインパルス的な何かを見せてくれるかと思ったらさすがにそれはありませんでした(笑。

編隊でゆっくりめに三周+ソロで少し速く各一周のフライトをじっくり堪能することができましたが、去年のサイドイベントが零戦とダグラス DC-3 という歴史的機体の展示飛行だったので、それに比べると今年は少し地味だったかな…。

レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

コプシュタインの機体はまさにアートで美しい。描かれているのはオーストリア・シュピールベルクの風景のようですが、コプシュタインの出身はチェコ。無関係な国のアート?というのは疑問が湧きそうなところですが、シュピールベルクは F1 のレッドブルリンク(かつてエアレースのコースにもなっていた)がある地。エアレースではレッドブル自体がスポンサーになっているチームが少なくないですが、これもその一環としてシュピールベルクを PR する目的でレッドブルが活動資金を提供しているものと思われます。

レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

ちなみに、チャレンジャークラスの機体(写真はラウンドオブ 14 の開始前のチェック飛行のときのもの)とマスタークラスの機体を比較すると、機体全体の絞り込みやウィングの形状、キャノピーの大きさなど全然違う。似たような飛行機に見えても、コンマ 1 秒を削るためにマスタークラスのマシンは極限までチューニングされていることが判ります。


レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

我らが室屋義秀。千葉大会での二年連続優勝と昨年の年間チャンピオンをひっさげての凱旋レースとなったわけですが、結果はオーバー G による DNF(失格)という悔しいものでした。
オーバー G は三年前の千葉大会・ラウンドオブ 8 でもありましたが、今回は緒戦でいきなり失格敗退というのが残念すぎる。

レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

問題のオーバー G を発生させてしまったバーティカルターン。見た感じではそこまで攻め込んでいる印象はありませんでしたが、厳しい判定。
対戦相手となったマット・ホールが 55 秒台のタイムを記録したことでプレッシャーがあったのかもしれません。一対一で対戦して勝った方が上がっていくレッドブル・エアレースの難しいところです。

レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

肝心の室屋の勇姿が三十秒と見られず本当に残念。
でも今季ここまでの成績は決して悪くなく、現時点でもチャンピオンシップ上はまだ三位につけているので、まだまだ挽回のチャンスはあります。

レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

ちなみに今年は初めて一般エリアで観戦しました。
昨年まではスタートエリア(およびその隣のカメラマンエリア)で観戦していて、あっちはあっちでスタート/ゴールパイロンを格好良く駆け抜ける瞬間が撮れて良かったものの、奥のテクニカルエリアが遠かったのが残念でした。一般エリアはシケインやバーティカルターンも近く、マシンをいろんな角度から押さえることができて、写真的にはかなり幅が広がったんじゃないかと思います。

レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

ラウンドオブ 14 では室屋のほかにチャンブリスが敗れる波乱がありました。続くラウンドオブ 8 は比較的順当だったものの、勢いに乗るグーリアンが一昨年の王者ドルダラーを下し、誰が勝ってもおかしくない今シーズンを象徴するようなレースに。

レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

ファイナル 4 は室屋に勝った流れのまま、マット・ホールが強くなり始めた風をものともせずに優勝。前戦カンヌから数えて二連勝となりました。
ホールに続いたのはグーリアンとソンカ。昨年に続いて表彰台に上ったのはソンカだけというのが諸行無常なエアレースらしいところです。

レッドブル・エアレース千葉 2018

[ Canon EOS 7D Mark II | SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM ]

マット・ホールのレッドブル・オーガニクス(コーラに続いてジンジャエール、トニックなどの炭酸飲料をシリーズ化したもの)のカラフルな機体デザインはいいですね。日本ではまだコーラさえも発売されていませんが、出してくれないかなー。

今年のエアレース千葉は室屋が早々に敗退してしまいやや寂しい内容でしたが、最後まで誰が勝つか分からないとても面白いレースでもありました。エアレースパイロットは(興行上の見せ方がうまいんだと思いますが)全員キャラが立っているし、お互いをリスペクトし合うナイスガイ揃いでみんな応援したくなるんですよね。どこかの自動車レースと違ってチームやパートナーを批判することもないし(´д`)、見ていて気持ちが良い。
それでも室屋選手にはチャンピオンシップ二連覇を達成してほしいですが。次は四週間後のハンガリー、ここはレーストラック周囲の風景が素晴らしいんですよね。伝統のレースで室屋が今季初優勝を飾ってくれることを、今度こそ期待しましょう。

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