OCTOPATH TRAVELER 各キャラクターのメインストーリー 4 章をクリアしました。なおプレイ中次女に「このゲームはなんで画面がモザイクになってるの?」と訊かれてショックを受けています。世代の違い(;´Д`)。
とりあえず一通りのシナリオを見たところで、ここまでの感想をクリア順にメモ。
■オフィーリア
私が最初の主人公として選んだ巫女オフィーリア。式年奉火(各地の教会へ聖火を持って回り儀式を行う)のために訪れた地でちょっとしたトラブルに遭遇し、それを解決する…というのが各章のストーリーでしたが、途中からダークな話が混ざってきます。こういう展開にありがちな「自分が信じていた教会が実は悪事を働いていた」という話かと思ったらそんなことはありませんでしたが、4 章のラスボスの背後にさらなる巨悪が存在することが判明。
とはいえ、オフィーリア編としてはこのラスボスを打倒するところまででシナリオ終了。まあ、彼女は別に悪い奴を倒すために旅をしていたわけではないので、当初の目的を果たして姉妹同然のリアナの幸福を守れればそれでいいんです。
メイン主人公の 4 章クリア後にはエンドロールが流れるわけですが、このバックに流れる戦闘シーンの映像は自分が攻略してきたもののリプレイですよね?見覚えのあるシーンがエンドロールに使われて、ちょっとグッときてしまいました。
■アーフェン
「命の価値に軽重はあるか」がメインテーマと言えるアーフェン編。自分の命を救ってくれた「恩人さん」の背中を追い、薬師として希望を胸に旅に出たアーフェンが、救うべき命とそうでない命があるか否かに悩み、精神的に成長していくストーリーはベタだけど良い。
悪と闘うわけではなく病気や怪我で苦しむ人を救うために旅をしていることもあって、4 章のラスボスはちょっとラスボスっぽくない相手だったのが拍子抜けでしたが、シナリオ的にはいいオチだったかな。
「勇者の家系に生まれて 16 歳の誕生日に、魔王を倒す旅に出る」だけが RPG じゃない、誰かの人生をロールプレイするのが RPG なのだ…という基本に立ち返らせてくれるストーリーだったと思います。そういう意味では、自由度の高いゲームシステムもその感覚に大きく寄与しています。
■トレサ
全体的に暗めのストーリーが多い本作において、ギャグ要素を含みつつひたすらポジティブな話が展開するトレサ編。RPG としての「ワクワクする感じ」はトレサ編が一番あったなあ。トレサ以外の登場人物も前向きなキャラが多くていい。
とにかくストーリー上裏切ってくるキャラが多くて、新キャラが登場すると「コイツも裏切るんじゃないか」と疑心暗鬼になる本作において、トレサ編だけはそういうのがなかったのもホッとできるポイントでした。
4 章では唐突に悪い奴が現れて、それまでの展開との違いに戸惑いましたが、4 章をクリアしてもこの悪人がどこの誰で何が目的だったのかは分からずじまい。まあ、人生においてはそういう詳細不明の事件に巻き込まれることもあるよね…と思っていたら、最後の最後でまさかのアーフェン編との繋がりが提示されます。他の 6 人のストーリーとの繋がりは不明だけど、これやっぱり全員分の 4 章クリア後に伏線が繋がって真の「倒すべき敵」が明らかになるやつや。
■オルベリク
オルベリク編は 2 章・3 章もアツい展開でしたが、4 章はさらに輪をかけて演出がアツい!やっぱり RPG の定番である剣士系ジョブだけに、王道の騎士道物語が繰り広げられます。「背中を預けられる仲間がいる」っていいよね。
4 章のラスボスはオルベリクの祖国ホルンブルグを滅ぼした黒幕がラスボス。ここで黒幕がホルンブルグを滅ぼした理由も明らかになりますが、何故この黒幕が国まで滅ぼしておいてその目的を果たさず、のほほんと辺境の街を支配するポジションに収まっているのか?という謎は残ります(ぉ
ここで言及された「ホルンブルグを滅ぼした目的」がオフィーリア編のラスボスの目的と繋がってくるんじゃないか、という雰囲気が出てきて、早く残りのキャラのメインストーリーもクリアしたくなってきます。
ちなみに各メインストーリーの 4 章をクリアすると、それまでのストーリーに登場したキャラクターたちに関連するサブストーリーが解放されます。ここで強力な武器防具類が入手できるだけでなく、クリア後の隠しシナリオに関する情報が得られるのかもしれません。
各キャラクターの「ロールプレイング」としてあまり壮大すぎないストーリーを攻略していくのも悪くないですが、今までほとんど繋がりがないように見えた各キャラのシナリオがパズルのように繋がっていく感覚は面白いですね。
残りの四人分の攻略については後日に続きます。
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