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iClever 折りたたみ Bluetooth キーボード IC-BK11

先日 iPad mini 用に Anker の Bluetooth キーボードを購入したところですが、けっこう使い物になることが分かったのでモバイル用のキーボードも買ってみました。

iClever / Bluetooth キーボード 折りたたみ式 IC-BK11 Pencil Box (シルバー)

iClever IC-BK11

折りたたみ式の BT キーボードです。
私は Amazon で購入しましたが、量販店だと同等品が 3E から「Plier」という商品名で発売されています。

折りたたみキーボードというと長手方向に三つ折りにするタイプが多いですが、この IC-BK11 は短手方向に二つ折りにする珍しい構造。三つ折りのキーボードは今までにもいくつか使ってみたことがありますが、端の方のキーを押すとたわんだり、膝の上でタイプすると安定しなかったりしてあまり好みではなかったので、この二つ折り構造のほうが扱いやすそうだと感じました。

iClever IC-BK11

長さは iPad mini の縦方向の長さとほぼ同じ。公式に「Pencil Box」の愛称がついているとおり、確かにペンケース的なサイズ感です。
三つ折りタイプよりもこうやって細長くなってくれるほうがカバンの隙間とかに突っ込みやすいと思います。

iClever IC-BK11

ジャストサイズのキャリングポーチが付属します。キーボードの外装はアルミ製で強度はありそうですが、裸で持ち歩くと傷がつきそうではあるのでこのポーチに入れて持ち運ぶのが良いでしょう。


iClever IC-BK11

電源は内蔵バッテリで microUSB で充電するタイプ。
折りたたみの形状は、開いたときに特にチルトスタンドがなくても若干(気持ち程度)傾斜がつくように工夫されています。

また電源スイッチが側面にありますが、どうせならキーボードを閉じたときに自動オフするような機構を入れておいてくれても良かったのでは。電源を切り忘れて気づいたらバッテリ切れ…という事故が起きそうな気がします。

iClever IC-BK11

あとこれは構造上やむを得ないところですが、折りたたんだ際にヒンジ部にフレキシブルケーブルが剥き出しになるのがけっこう怖い(;´Д`)。やっぱり持ち歩き時はポーチ保護必須ですね…。
まあ、これはザクの動力パイプみたいなものだと思えば(何

iClever IC-BK11

キーピッチは 16mm。一般的に言えば狭いけど長年ミニノートを使い続けてきた私にとってはまあ普通です(笑
配列はアルファベットのキーは全てフルピッチが確保されていて、文字入力はかなりスムーズに行えます。記号キーの配置が変則的で慣れが必要ではあります。個人的にはそれよりも数字キーの縦幅が半分しかないのがちょっと扱いづらいですが、こればかりは折りたたみの構造とサイズの制約上ガマンするしかないでしょう。キー配列にこだわるなら三つ折りキーボードを選択する方が良いと言えます。

iClever IC-BK11

Bluetooth のペアリングは 3 台のホストを記憶させて [Fn]+[Q][W][E] キーの組み合わせで切り替えることが可能。また Android/Windows/iOS 向けのキー設定を切り替える機能もついています。

[Fn] キーとの組み合わせではホームボタン相当、検索、コピー/ペースト、音量調節などの操作も行うことができて意外に多機能。まあコピペくらいなら iOS では [Cmd]+[C][V] キーでもできますが。

iClever IC-BK11

記号キーの配置にしわ寄せはあるものの、カーソルキーの配置がマトモだったり [Delete][Backspace] キーが独立していたりするのが私の好み的には合格点。
赤い印字のあるキーは Windows では使えるようですが、iOS では黒と青の印字に相当するキーしか使用できません。

iClever IC-BK11

Anker の BT キーボードと比較すると IC-BK11 の方が二周りは小さいです。フルサイズな Anker のほうが快適であることは間違いありませんが、モバイルキーボードとしてであれば IC-BK11 でも私は全然いけるレベル。
ちなみに打鍵音は少しカチャカチャした感じはあるものの、IC-BK11 のほうが Anker よりも幾分静かで、新幹線の中等でタイプしてもそこまで周りの迷惑になることはなさそうです。

iClever IC-BK11

初代 GPD Pokcet と比べると、キーピッチや配列はかなり似ています。
が、キーストロークの深さ(IC-BK11 の方が浅い)やクリック感(BK11 の方がカッチリしている)の違いのせいか、IC-BK11 の方が私の好みに合っていて遥かにタイプしやすい。キーボードって配列だけじゃないんだなあ、と改めて思い知らされます。

iClever IC-BK11

私のモバイルキーボードのベンチマークとも言える VAIO type P と比べると、type P ってこんなに余裕あるキーボードだったのか…と驚きます。が、キーストロークやアルファベットキーのピッチは両方ともほぼ同じで、このあたりが私にとって BK11 にあまり違和感がない理由なのかもしれません。小さい数字キーと記号キーの配置にさえ慣れればあとは何とかなる、と思えます。

iClever IC-BK11

BK11 の上部にはモバイルデバイス用のスタンドが付属しています。普段はマグネットで固定されているこのスタンドを折り曲げると、この窪みにスマホやタブレットを引っ掛けることでディスプレイをタイピングしやすい角度に固定することが可能。

iClever IC-BK11

iPad mini をセットすると、まるでこのキーボードが iPad mini 専用に作られたかのような一体感。
取説には一応「スマホ用だけ」と書かれていてタブレットでの使用は推奨されていないように読めますが、iPad mini くらいのサイズ/重量であればあまり問題はなさそうです(自己責任)。

iClever IC-BK11

このスタンドは折り曲げる角度を変えることでディスプレイの傾きを変えることができるようになっています。ものすごく原始的な構造にも関わらず多彩な使い方ができるところに目から鱗が落ちる思い。

まあ私の iPad mini にはスタンド機能つきのフリップカバーを装着しているので、このスタンドを使うことはほとんどないかもしれませんが。

iClever IC-BK11

当然 iPad mini だけでなくスマホでも使えます。このミニマルな組み合わせも悪くない。iPad mini を持ち歩かない日でもこのキーボードだけカバンに突っ込んでおいて、フリック入力だと面倒な長文を入力する必要に迫られたときにキーボードを使う、という使い方も良さそう。

なおこのエントリーは例によって iPad mini+IC-BK11 を使って執筆していますが、想像していた以上にスムーズに入力できて我ながら驚いていたりします。
今までは旅行時には必ず PC を携行していましたが、iPad+IC-BK11 でこれだけ何の違和感もなくサブノート PC 的な使い方ができてしまうのであれば、今後はもう仕事の絡まない旅行ならば iPad mini に全部任せる方向で良さそうです。

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