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SUZUKA 2025

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 24-105mm F4 G OSS ]

F1 日本グランプリを現地観戦して撮ってきた写真を載せていきます。

去年は行けなかったので私の鈴鹿現地参戦は一年半ぶり。春開催になってからは初めてです。ちょうど桜が満開になった週末の開催というのが素晴らしい。今までの秋開催とは雰囲気がずいぶん違って感じます。
ただ、4 月とはいえ現地は朝夕は肌寒く、昼間でも風が強くて観戦スタンドにいると寒さを感じる気候。もう少し暖かいとありがたかったんですが。

ちなみに私は今回角田裕毅応戦席(C スタンド)を購入しました。他の角田ファンと一緒に盛り上がれるし、ドライバーズパレードでは角田(およびレッドブル陣営のドライバーたち)が近くまで来てくれるしで楽しい席なのですが、フェンスが邪魔だったり前の人の頭でコースの一部が隠れてしまったり、何よりレース中に立ち歩く人が多くて頻繁に視界を遮られるのがとにかく不快でしたね…。次回はできるだけ上段の座席を確保しようと思います。
また今回持ち込んだ機材はボディが α7 IV、レンズは金曜日がシグマ 100-400DGDN、土日がソニー FE 70-300G でした。以前確認した日本グランプリのカメラレギュレーションに倣い、土日は長さ制限に収まるものを。金曜は制限が緩くなり、かつグランドスタンド以外が自由席扱いになるので長めのレンズを持って FP1 が B スタンド(1~2 コーナー)、FP2 が Q スタンド(シケイン)で撮影していました。基本的に撮影は金曜をメインにして、土日は写真よりも観戦を主体にした方が楽しめますね。それでも、以前なら金曜はセッション中に撮影場所を多少変えることができるくらいには空いてたのが、今年は金曜からシートが埋まっていてあまり自由には撮れませんでした。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

今年の鈴鹿はホンダとレッドブルのジョイント最終年というマイルストーンではあったのですが、直前になって角田の緊急昇格とスペシャルリバリーが相次いで発表され、角田ファン・ホンダファン的には感情がお祭り騒ぎ状態。
RB21 JPN_SPEC は 60 年前にホンダ F1 が初勝利したマシン・RA272 オマージュのホワイト×レッドカラーですが、四年前の RB16B ありがとう号ともまた少し違った質感でめちゃくちゃカッコイイ。ややパールっぽい光沢感のあるホワイトで、このクルマが走ってくると何か特別なものがやってくるようなオーラを感じます。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

そんなスペシャルなリバリーを纏い、ホンダとレッドブルの協業の節目となる鈴鹿を完勝してみせたフェルスタッペン。マシンは必ずしも最速ではなかったはずですが、マックスのドライバーとしての強さを見せつけられたグランプリだったと思います。
予選はノリスが 1 分 26 秒台を記録してもう PP 確実かと思われたところで、マックスがさらにそれを若干上回るタイムを出したときにはサーキット全体に驚き混じりの歓声が響き渡りました。決勝ではポールスタートから首位をキープできたことで多少はペースコントロールしながらマクラーレンの動きを見る余裕さえあったんじゃないでしょうか。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

レーシングブルズのハジャー。ヘルメットを脱ぐとまだ青年になりきれない半少年、という感じでよく角田とじゃれ合っていますが、ステアリングを握ると別人のように速く安定しています。デビュー 3 戦目で早くも 8 位入賞、これは将来が楽しみなドライバーではないでしょうか。もし開発力やチーム内政治に嫌気が差してフェルスタッペンがレッドブルを離脱するようなことがあれば、ハジャーが昇格して再び角田とのタッグを組む未来もあるような気がします。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

角田と入れ替わりでレーシングブルズに戻ったローソン。今回はあまりパッとしないレースでしたが、彼も角田と同様にまだ慣熟中だから仕方ない。

レッドブルが白いリバリーを採用したことでレーシングブルズとの見分けがつくか心配でしたが、RB21 はパールっぽいホワイトの光沢仕上げ&深みのあるレッドなのに対して VCARB02 はマットな純白をベースに黄色や蛍光レッドがあるから肉眼で見る限りは見分けやすい。中継映像だとどうだったんでしょうか。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

今年の鈴鹿の大本命だったはずのノリス。少なくともフリー走行から予選までは圧倒的に見えました。
でも予選でフェルスタッペンの後塵を拝したことで、レースは最初から最後までマックスの後ろを追いかけるだけの展開になりました。天候変化による波乱がなければパレードになりがちなのが鈴鹿ですが、今年は全車完走で本当に何も起きないレースでした。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

レースペースはノリスよりもピアストリのほうが速かったようにも思います。ここでマクラーレンが一時的にでもノリスとピアストリのポジションを入れ替えてフェルスタッペンを追いかけさせたらまた違う結果があったかもしれません。ここで攻めに転じなかったことがいずれマクラーレンに影を落とすことになったりして。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

フェラーリのハミルトン。F1 デビュー以来ほぼずっと銀色のクルマに乗っていたハミルトンが赤いクルマに乗っている。これだけで何かこみ上げてくるモノがあります。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

アルピーヌのガスリー。望遠レンズを覗いていて気がついたのですが、ヘルメットの後頭部に日本語で「ありがとう」と書いてあるんですね。F1 での「ありがとう」はレッドブル/ホンダの専売特許的なイメージがありましたが、そういえばガスリーも 2021 年当時は陣営の一員(アルファタウリ)でした。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

アルピーヌといえば FP1 では平川亮がドライブしていました。全体的にすごく良い走りをして、しかもガスリーよりも速いタイムというおまけつき。
かと思えば日本 GP が終わって早々に、今度はハースのリザーブドライバー就任が発表されました。これはもしかして本当に来季以降のレギュラー昇格があったりするんでしょうか。もしハースがフェラーリと切れてトヨタと組むことになればベアマンはハースを離脱するだろうし、可能性がない話ではないと思います。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

そのベアマンはここ鈴鹿で 10 位入賞。彼も安定して速かったですね。
クルマは小松さん肝煎りの特製桜リバリー。「ハース」というカナ表記があったり、カーナンバーが毛筆風だったりするのがポイントです。

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[ Sony α7 IV | Sony FE 24-105mm F4 G OSS ]

そういえば金曜日に私がサーキットに到着した瞬間、たまたまベアマンを乗せたクルマが目の前を通っていきました。これはラッキー!

こちらもハジャーと同様にまだあどけなさの残る顔つき。
個人的にはドライバーグッズにカタカナで「クマ」と書いてあったり、いかにも素直でナイスガイな雰囲気も含めて推せる。今年の新人はみんな速くてキャラも良くて…と粒ぞろいです。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

ルーキーといえばもう一人、メルセデスのアントネッリ。今回のレースで最年少リードラップと最年少ファステストラップを記録し、さらに 6 位入賞。
このまま経験を積めばシーズン後半には僚友ラッセルを脅かす存在になっているのではないか、と予想しています。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

残念だったのがアストンマーティン。アロンソはずっと 11 位にいて角田の蓋をするだけのレースでした。
それに輪をかけて酷かったのがストロール。ずっと最後尾を走り続けるだけで、もうモチベーション切れちゃってるんじゃないでしょうか。

アストンの「本気」は来年からだから今年は捨てシーズンということなんですかね。来年からのホンダのジョイント相手としてちょっと不安になるレースでした。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

フェラーリからウィリアムズに移籍して青くなったサインツ。今年のウィリアムズ、アルボン&サインツというラインアップでいぶし銀感がすごい。
しかし鈴鹿ではアルボンが 9 位入賞した一方でサインツはあまり存在感がありませんでした。クルマやチームに慣れるのにはもう少し時間が必要なのでしょうか。

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[ Sony α7 IV | SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS C020 ]

角田的には FP1 からいきなり好タイムを記録したので入賞を期待してしまいましたが、残念ながらそうはなりませんでした。本人も母国で結果を出してファンのみんなを喜ばせたいと思っていただろうから、その喜びを分かち合えなかったのは寂しい。
でも昇格したばかりの角田が本来ここでやるべきだったのはクルマへの慣熟と、少なくとも前任者よりもマックスの近くを走れることの証明だったはず。その点では角田はしっかりやるべきことをやった、と思います。角田はミスやうまくいかなかったことから着実に学習するタイプのドライバー。今回のことも糧にして、落ち着いて次のレースに挑んでほしい。

というわけで、続きます。

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