バックアップ用の外付け HDD の空きがなくなったので買い足しました。
アイ・オー・データ機器 / HDPH-UT2DWR (2TB・ホワイト)
私はバックアップ HDD には 2.5inch タイプの USB HDD を使っています。3.5inch タイプのほうが価格容量比もアクセス性能も良いのは知っていますが、2.5inch タイプのコンパクトさとバスパワー駆動できることのメリットが優先。
ちょうど買おうとしていたときにアイ・オーが HDD 製品の値上げを発表し、値上げが 7/1 からということで早めに注文しよう…と思って翌朝ヨドバシドットコムを見たら既に値上げ適用済みのようで前日より 2,000 円強値上がってました。他のショップもほぼ同タイミングで価格変更されていましたが、ヤマダ電機の楽天市場店だけが値上げ前の価格をつけていたのでその場で発注。注文確定して一時間後に見に行ったら値上がっていたので、ギリギリのところで注文できたようです。
なおパッケージには USB 3.2 Gen1 対応ということで「最大転送速度 10 倍」という謳い文句が踊ってますが、これあくまで USB 3.2 Gen1 の理論値ですよね。2.5inch HDD でこの理論値に迫ることなんてまずないんだからこの訴求文言は欺瞞でしかないと思います。
このモデルは 2018 年発売ということで 7 年近くモデルチェンジされていないようです。USB インターフェースも Type-C ではなく microB なのがやや古さを感じさせます。まあ HDD は3.5inch の方はデータセンター需要等でまだまだ大容量化が進んでいますが、2.5inch は主戦場だったノート PC のストレージが SSD に奪われたことで進化が止まってしまいましたからね。だからそろそろバックアップ用ストレージも HDD ではなく SSD も検討すべきでしょうが、値段的にはまだしばらく HDD に分があります。バックアップ用ならばそれほど高速アクセスも必要ないですしね。
ちなみに私は以前同じシリーズの 2TB モデル(HDPH-UT2KR/E、写真左)を買ったのですが、以前のモデルでは 9.5mm 厚までの HDD を搭載可能な薄型ケースだったのが現行品ではマイナーチェンジされて 15mm 厚までの HDD が搭載可能な厚めのケースに変更されているんですね(現行品でも 500GB~1TB までは薄型ケースの模様)。
だからてっきり低コストな分厚い HDD を搭載しているのだろうと CrystalDiskInfo で調べてみたら、現行品に内蔵されていたのは Seagate の ST2000LM007、なんと 7mm 厚の HDD でした(!)。まあこの手のポータブルドライブに内蔵される HDD はそのときの調達状況によって変わるので、ロットによっては本当に 15mm 厚の HDD が内蔵されているものもあるのかもしれません。ちなみに五年前に買ったバッファローの HDD にも同じドライブが採用されていました。
ちなみにホワイトモデルでも底面はブラックと共通。ゴム足もついていないのがコスト優先のモデルという感じがします。作業用として常用するドライブだったらもう少しこだわるところですが、バックアップ時にしか使わないからまあ良し。
一応 CrystalDiskMark でベンチも取ってみました。135MB/s 前後、内蔵ドライブが同じだから五年前に買ったバッファローの HDD と同様の結果ですね。最近の SSD とは比べるべくもありません。
135MB/s というのはパッケージに書かれていた USB 3.2 Gen1 の最大転送速度 5Gbps(=625MB/s)の約 1/5。やっぱりインターフェースの理論値で訴求するのは無理があるのではないでしょうか…。
私はバックアップ用 HDD は同じスペックのものを二本買って冗長化するようにしているため、今回も同じものを二本買いました。だから値上げされると厳しいわけで、滑り込みで値上げ前の価格で買えて良かった(笑
2TB あれば 3~4 年分のデータはバックアップが取れるので、これで当分は安心です。
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