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GQuuuuuuX Beginning 再上映と DESIGN WORKS 3

来週の『機動戦士 Gundam GQuuuuuuX』最終回放送を前にして、劇場先行版 Beginning の再上映が開始されたのでまた観に行ってきました。

機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning-

機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning-

これで通算 6 回目。私は気に入った映画ならば 3~4 回観に行くことも珍しくありませんが、さすがに 6 回通った映画は人生初だと思います(次点が『劇映画 孤独のグルメ』の 5 回)。
今回の劇場に足を運んだ目的は二つあって、

  • 入場特典として配布される DESIGN WORKS 3
  • テレビ版を何周か観た後で、劇場先行版との差分の確認。特にソロモン突入時にゲルググが映っていたか、とシャア vs セイラの戦闘中の閃きの中にララァの影が見えるか

この二点のためにまた鑑賞料を払う価値があると考えました。
ただ、再上映直前になって「上映されるのはテレビ放送版をふまえて修正された映像」とのことで、上記の後者はもしかすると先行上映時にはなかったけど再上映版では追加されてしまっているかもしれないと危惧していました。でも(未確認ですが)通常上映では映像がテレビ版相当に置き換えられているものの IMAX 上映では変更されていない、らしい。私は 109 シネマズ川崎の IMAX 上映で鑑賞しました。

とりあえず私が IMAX 上映で確認した限りでは、

  • ソロモン突入時にソドンから発艦するゲルググは 2 体(右舷カタパルトデッキの上下から各 1 体ずつ)いたように見え、帰艦時にも後ろ姿を確認。テレビ版では発艦しているのは 3 体。やはり先行版ではゲルググはあえて目立たなくしていた?
  • シャア vs セイラの戦闘中の閃きの中にララァは確認できず。まばたきをガマンして注視してたから間違いないはず

という結果でした。劇場先行版では意図的に情報量を減らしてテレビ放送時のサプライズに取っておいた部分が少なくなさそうですね。まあそれでも初見のときは情報量が多すぎて脳がパンクしそうでしたが(笑

それにしても正味 80 分の映像なのに今観てもやっぱり体感三時間くらいの濃密さがあります。テレビシリーズの 1~3 話+8 話前半部分を再構成したもので、Beginning 特有のシーンは冒頭の「人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって~」のくだりだけですかね。一年戦争パートを 2 話と 8 話前半に分割したのはテレビシリーズの構成を見れば意図は解りますが、やはり一続きの映像として観れる Beginning の方が緊張感があって私は好きです。

そして DESIGN WORKS 3。全 24 ページ(表紙含む)という相変わらずの大ボリュームで、前半がキャラクターデザイン、後半がメカデザイン周りの資料を収録しています。キャラクターはマチュ・ニャアンの追加衣装設定から始まってシイコ、ドゥー、ララァといったテレビ版から登場したキャラクターをほぼ網羅。しかも先日の 11 話でようやく表舞台に再登場したシャアの設定画まであって、本当に出し惜しみなくテレビシリーズの視聴者を劇場に刈り取りに来てる感がある(笑)。個人的に引っかかったのは本編未登場のマチュのメイド服が 2 パターンも収録されていたことですかね。これはきっと当初はカバスの館でのエピソードをもう少し厚く描くつもりだったのではないでしょうか。
メカパートではジークアクスには全く触れず、いきなりジフレドのメカ設定案から始まる攻めた構成。さらにゲルググ、リック・ドム、ハンブラビ、ギャン…と基本的には Beginning ではなくテレビシリーズの内容になっています。キケロガに至っては決定稿に辿り着く前に出された MS モード時のデザイン案のうち 8 種類が公開される大盤振る舞い。それぞれ全然違うデザインで、別パターンのキケロガが動くところも見てみたかったです。
また劇中で衝撃的な活躍を見せたサイコ・ガンダムの詳細な設定画もあります。装甲をパージしてリフレクター兼物理攻撃ビットにするという設定も驚きですが、この時代にしてはかなりオーバーテクノロジーな人工筋肉的デザインがどこから来たのか…と思っていたら、このメカデザインは前田真宏氏なんですね。氏はターンエーガンダムに搭乗する人工筋繊維駆動のモビルスーツ「マヒロー」のデザイナーでもあり(MS の名前は富野監督が前田真宏氏の名前からとったらしい)、そういう意味では妙に納得してしまいました(技術背景としてはちょっと納得感ないけど)。

ともかく、GQuuuuuuX も残すところあと 1 話。ここまでの展開はことごとく予想を上回ってきているからどういう結末を迎えるかはさっぱり読めませんが、このタイミングで Beginning を改めて観たことで「よくわかんないけど、なんかわかった」ような気がしなくもない。あまり事前に考えすぎることなく、当日はニュータイプのような洞察をもって受け止めたいと思います。

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