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鈴鹿 2025 GP スクエアのあれこれ

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS ]

F1 日本グランプリ 2025 レポート、レース以外の部分に関して記録していきます。

グランドスタンド裏の「GP スクエア」にはイベントステージが設置され、各セッションの合間に様々なドライバー、チーム関係者、豪華ゲストのトークイベントやパフォーマンスが披露されています。ドライバーやチーム関係者のトークは私もリアルタイムで X(Twitter)でレポートしたし、おそらく各種専門メディア等でも取り上げられるだろうからここでは割愛。でも決勝当日の朝に行われた佐藤琢磨と市川團十郎・新之助親子のステージについてだけ軽く残しておきます。

このステージにはレース出走前の角田裕毅が緊急登壇。この登壇は前日のアナウンスだったこと、および朝イチのステージで天候も悪かったせいか私はサーキットの開門合わせで入場したところ前の方の席を確保できました。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS ]

角田は前日の予選が悔しい結果だったにもかかわらず、決勝当日は既に切り換えてスッキリした顔をしているように見えました。
本人の話しぶりからすると鈴鹿は緊急移籍の初戦だからクルマに慣熟するのが最も重要な目的ということを理解しつつも、母国のファンの前で良いところを見せたい、少なくとも入賞・可能ならば表彰台に近づきたい…という想いが溢れているように感じました。でも気負うでもなく落ち着いた様子に見え、今までいろいろ言われてきたけどすっかり精神的に安定したドライバーに成長したことを実感。トップチームに相応しいメンタリティーが備わっていると思います。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS ]

角田がこのステージに急遽登壇を決めたのは、この日本グランプリ向けに作ったスペシャルヘルメットを市川團十郎親子にプレゼントしたかったから、とのこと。
決勝レースのオープニングセレモニーで團十郎親子が歌舞伎の定番演目『連獅子』を披露することにリンクさせ、角田のヘルメットも市川團十郎監修による歌舞伎デザインのものが用意されました。元々は VCARB 関連のロゴ入りで作っていたのが緊急移籍に伴いレッドブルのロゴに差し替える追加作業が発生したそうですが、間に合って良かった。
このヘルメットのスペアが角田の手によって市川團十郎に贈呈されました。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS ]

ヘルメットの後頭部にある「22」の毛筆は市川團十郎が書いたものだそうです。
それにしても、さすが名門を継ぐ歌舞伎俳優だけあって市川團十郎は所作の一つ一つが決まっててカッコイイ。

このヘルメット、もしかしてしばらく歌舞伎座に展示されたりするんでしょうかね。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 24-105mm F4 G OSS ]

さて、あとは週末の三日間に私が GP スクエアで出会ったファンの方々の写真を載せていきます。

こちらのお二方は以前も撮影させていただいた DRS の被りもの。もはや鈴鹿の風物詩になった感がありますが、今年も遭遇できました。ちゃんと「パタパタ」するギミック付きです。
角田の昇格に合わせたのかどうか分かりませんが、ちゃんとレッドブルと VCARB の両方が用意されています。しかも VCARB のリヤウイングはプレシーズンテストでは Red Bull ロゴだったのが本戦仕様では TUDOR のロゴに変更されたので、これは少なくとも今季が開幕してから作られたものですね。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 24-105mm F4 G OSS ]

そしてこちらは以前もお会いしたアイルトン・セナ…なのですが、なんか二人に増えてる(笑
マクラーレン・ホンダ時代のコスチュームの方に加えて 1994 年のウィリアムズ・ルノーコスの方が増えました。この後に紹介する方々も含め、鈴鹿のファンの被りものの熱量も年々増加しているように感じます。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 24-105mm F4 G OSS ]

なんとレーシングブルズのローレン・メキース代表のコスプレの方まで!
一見普通に VCARB のチームウェアを着たファンの方に見えるけど、よく見るとヘッドセットとかクリップボードとか、パドックにいるときのメキースの姿を再現しているじゃないですか。もちろん特徴的なグレイヘアや髭まで。ちなみにこの方、イベントステージでのメキース代表のトークイベントの際に前列に座っていて、メキース代表ご本人が気づいて爆笑するという場面がありました(笑

あと過去の写真を見返していて気づいたのですが、この方 2023 年にはアルファタウリ AT04 のミニチュアを頭に乗せてたのを撮らせてもらっていました。こんな形で再会するとは。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS ]

セバスチャン・ヴェッテルのコスプレ二人。それもフェラーリ時代とアストンマーティン時代。カメラを向けるとしっかりナンバーワンポーズを見せてくれるのが素晴らしい。

レーシングスーツからヘルメットまで揃えてドライバーのコスプレをしている方は鈴鹿ではそれなりに見かけるのですが、ヴェッテルのリアルなお面まで用意しているのはさすがに衝撃的。しかもヘルメットはちゃんと 2023 年の鈴鹿で被ってたスペシャルヘルメットを模していて芸が細かい。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 24-105mm F4 G OSS ]

頭にモデルカーを載せている方の中で技ありだったのがこちら。角田の緊急昇格に合わせてレッドブル RB21 とレーシングブルズ VCARB02 を半々で塗り分けています。(サングラス等をされていなかったので顔を写さないよう絞りを開けたらミニカーまでボケてしまった写真)
ご本人曰く「今回はレッドブルが白くなったから RB21 も白にしようかと思ったけど、そうすると VCARB02 との違いが分からなくなってしまうから敢えて紺色のままにした」とのこと。みなさんギリギリまでいろいろ考えて工夫されています。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 24-105mm F4 G OSS ]

こちらはモデルカーではなく各ドライバーのミニチュアヘルメットをズラッと並べた方。このミニチュアヘルメット、もしかしてガチャガチャのカプセルを塗装&カッティングシートでヘルメットに見立てたんですかね?確かにそれならこれだけ載せても重くならずに済む。

この発想や工作も素晴らしいんですが、個人的に感銘を受けたのが頭頂部にある「RESPECT ALL DRIVERS 2025」のメッセージ。自国のドライバーや推しだけでなく全ての F1 ドライバーに敬意を払う姿、この姿勢こそが日本のファンが F1 関係者に賞賛される所以ではないでしょうか。

SUZUKA 2025

[ Sony α7 IV | Sony FE 24-105mm F4 G OSS ]

これまた素晴らしい、VCARB ガンダムとフェラーリガンダムのプラモ。赤牛や跳ね馬のシンボルマークはマスキングした上でエアブラシ塗装だそうです。2023 年のアルファタウリとガンダムのコラボにインスパイアされて作ったとのことですが、本当は角田昇格の報を受けてレッドブルガンダムも急遽製作してたけど直前になってレッドブルがホワイトリバリーで走ることを知り「もう無理!」となったとか(笑。

私も一昨年にアルファタウリガンダムを自作したからこの大変さはよく解ります。でもこんなに素晴らしい作品なのにご本人はめちゃくちゃ腰が低くてずっと謙遜されていました。これは胸張って良い作品だと思いますよ!

SUZUKA 2025

ということで 2025 年の鈴鹿、レース以外もめちゃくちゃ盛り上がりました。GP スクエアは時間帯によっては歩くのもままならないほど混雑していたけど、来場者数だけでなく熱量の高いファンも例年以上に多かったように思います。まるで F1 ファンのコミケみたいな感覚で(本物のコミケ行ったことないけど)、普段は周囲になかなかいない F1 ファンがこれだけ集結し、F1 愛を形にして持ってきている人とコミュニケーションできることが嬉しい。レースの展開が退屈でも、これを感じられただけでも来た甲斐がありました。

現地でお会いした方々、改めてありがとうございました。
鈴鹿に行くには時間もお金もたくさんかかるから大変だけど、きっとまた行こう。と思います。

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