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Xperia 1 II / 10 II 発表

ソニーモバイル、5Gスマホ「Xperia 1 II(マークツー)」を発表 – ケータイ Watch
ソニーモバイルからトリプルカメラの「Xperia 10 II」、日本でも発売へ – ケータイ Watch

MWC がキャンセルになったため各社個別にスマートフォンの新製品を発表しているようですが、SOMC からは今日 Xperia 1 II および 10 II が正式発表されました。

どちらも II(マークツー)となっているとおり、Xperia 1/10 のコンセプトを踏襲したままブラッシュアップした製品になっているようです。1 II は 5G 対応を目玉に Snapdragon 865 搭載、イヤホンジャック復活、カメラ性能強化、360 Reality Audio 対応、バッテリ容量増などが主な差分。5G とバッテリ容量以外はほぼカメラや映像・音響関連の進化に全振りしていて AI とかエッジコンピューティング的なことを一言も言っていないのがむしろ潔い。

カメラは従来モデルの 16/26/52mm 相当のトリプルカメラから 16/24/70mm 相当へと画角が変更されました。カメラユーザーの感覚からするとテレ側で 52mm 相当ではちょっと足りず、もうちょっと望遠が欲しかったところ。また 24/70mm を切り替えられる(途中はデジタルズーム)というのは一般的な 24-70mm 標準ズームレンズのような使い勝手になるため、そういう点でも歓迎です。
ちょっと以外だったのはレンズのブランディング。α では近年ツァイス銘の交換レンズがリリースされておらず、高性能レンズは軒並み G MASTER ブランドが使われており、自社レンズブランドを優先する方向性が見えていました。またスマートフォンでは長年 Nokia がツァイス社と長年協業しており、昨年 9 月に発表された「Nokia 7.2」のカメラにも ZEISS ロゴが冠されていたところ。私はこの二つの理由から、事前にリークされた Xperia 1 II に刻印された ZEISS T* ロゴはフェイクではないかと思っていましたが、まさかの展開でした。まあレンズ一体型の Cyber-shot では引き続きツァイス銘を使っているのでそれと同様の扱いということなのでしょうが、Nokia の方はどうなるんですかね。
カメラ性能は AF/AE 追随 20 コマ/秒連写、人物・動物対応瞳 AF など α/RX シリーズの売りになっている機能を移植。他社が連写合成やソフトウェア補整技術を使って「カメラ任せでイイ感じにしてくれる」機能の開発を加速させている中これでいいのかという気はするけれど、世界的に見てここまでシェアが落ちてしまった中で「分かる人には分かる」付加価値で一点突破というのは戦略として間違ってはいないように思います。

ミドルレンジの Xperia 10 II もまた旧モデルの順当進化という感じで、Snapdragon 665 とトリプルカメラ(こちらは 16/26/52mm 相当)を搭載しつつ 5G 対応は見送ったというもの。昨年は Xperia 10 をベースにした日本向け機種として Xperia 8 が起こされましたが、今年は Xperia 10 II そのものが日本市場にも投入されるようです。価格帯的に MVNO 向けが中心になるでしょうが、SIM フリーモデルの単体販売はされるのかどうか。

私自身は MWC で新モデルが出てくることが予想されながらも先日 Xperia 8 を買ってしまったところ。もともと iPhone XS の二年縛りが解けるまでの繋ぎのつもりだったので悔しくはありません。秋以降に Xperia 1 II を小型化した Xperia 5 II(仮称)が出てくると思われるので、年末年始くらいに Xperia 8 から買い換えようと考えています。

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