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目から鱗のグリーンバックツール「Cam-A-Lot」

この三ヶ月は、おそらく人類史上最も人々にリモート会議に関するノウハウが蓄積された期間ではなかったでしょうか。一眼レフやミラーレスカメラを Web カメラ化する手法にとどまらず、最近では通話音質向上やバーチャル背景の応用などに試行錯誤している人が多いように思います。かくいう私も音関連はいろいろ試してみているのですが(機会があれば近いうちに書く)、今日見つけたのはバーチャル背景のクオリティを向上させるこのアイテム。

GiG Gear Cam-A-Lot | リモートワークやビデオ会議の背景として使えるプライバシー・スクリーン – Digiland (デジランド) 島村楽器のデジタル楽器情報サイト

Cam-A-Lot

椅子の背もたれに固定することのできるグリーンバックツールです。その発想はなかった!

Zoom あたりは被写体の抽出がうまいのか、背後がごちゃごちゃした状況でもけっこう綺麗に背景を抜いてくれます。が、環境や服装によってはうまく抜けないこともあるし、Zoom 以外のリモート会議ツールではそこまできれいに抜けないことも多い。やはり確実に背景を抜くならば昔ながらのグリーンバックが最適ということになるものの、一般家庭で背後にグリーンバックを吊したり貼ったりするのは簡単なことではありません。
そこに目をつけたのがこの「Cam-A-Lot」。一体になっているベルトで椅子の背もたれに固定することで、椅子さえあればグリーンバック環境を用意することが可能。いわゆる丸レフ板と同じ構造で折りたたむことができるため、用意や片付けにも手間がかかりません。どうして今まで誰も思いつかなかったんだ…という見事な発明じゃないですか。Amazon で探してみても丸レフ型のグリーンバックまでは見つかるものの、椅子の背もたれに固定できる構造のものは見当たりませんでした。

さらにはリバーシブルになっていて、通常のグリーンバックだけでなくホワイト(アイボリー)バックにすることもでき、バーチャル背景と合成せずにプレーンな背景のままでも使えます。シリアスな会議では背景はプレーンな方が良いこともあるでしょうし、グリーンバックを使うと照り返しで顔色が悪くなるデメリットもあるため、案外ホワイトバックのほうが使い勝手が良いかもしれません。

面白いのは、現時点で国内でこの製品の受注を取っているのが島村楽器やサウンドハウスなどの楽器屋ルートがメインなこと。用途的には銀一あたりが扱いそうなものなのにと思いましたが、調べてみたところこれを作っている Gig Gear 自体が主にスタジオやライブ会場向けのツールを作っているブランドのようで、そっち系の販路になるのは納得です。

実売 ¥8,000 とのことでけっこういい値段がしますが、私はとりあえずレフ板を背もたれに何とか固定する方法でも考えますかね(笑。まあグリーンバックなしでもあまり不都合を感じたことはないし、リモート会議で自分の顔を写すこと自体稀ではあるんですけど。

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