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芝生の雑草退治に「シバゲン DF」

徐々に夏が近づいてきて、我が家の庭でも雑草の生育が盛んな時季になってきました。
庭の芝生の手入れには毎年けっこう苦心していて、今までにも選択性除草剤を何種類か試してみたけど期待したほどの効果はなく、結局手で抜くのが確実でした。が、以前ならば素直に草むしりを手伝ってくれていた娘たちも面倒くさがる年頃になり、いくら狭い庭とはいえこれからの季節に独りで除草するのはちょっとしんどい。ならば今年こそ化学の力を使って雑草絶対殺すマンになろう!と思い立ち、本気の除草剤を購入。

石原バイオサイエンス株式会社 / シバゲン DF
住友化学園芸 / ダイン
高儀 / 蓄圧式ガーデンスプレー PRO GHSF-2A

「シバゲン DF」はゴルフ場などでも使われる強力な選択性除草剤で、芝生用の除草剤について検索すると必ず出てくる商品です。が、農薬扱いということで近所のホームセンターでは取り扱いがなく今まで見送ってきましたが、今回はもう最後の手段のつもりで購入。ついでに展着剤(除草剤が雑草の葉から流れ落ちるのを防ぐ)と噴霧器をまとめて発注しました。名付けて芝生の雑草絶対殺すセット。

本来ならばこの薬は 3~4 月に散布するのが最も効果的なようですが、その頃は在宅勤務で生活環境が変わったせいでそれどころではありませんでした。GW 明けに購入してすぐに散布し、4 週間経過したのが今日。

なお散布量は 10a(1,000m2)あたり最大 40g を 200L の水で希釈するのが目安とのことですが、我が家の庭はせいぜい 15m2。ゴルフ場とはまさに桁が違う狭さです。まあざっくり計算して 0.4g を 2L の水で希釈すれば良いだろうと判断して噴霧器も 2L 容量のものを購入。
で、シバゲンを計量しようと思ったら我が家のキッチンスケールは 0.5g 単位でしか量れないタイプだったので、0.1g まで量れるやつをわざわざ購入しました。

タニタ / デジタルクッキングスケール KJ-212 (レッド)

これを購入した少し後に 0.01g まで量れるデジタルスケール付きの DIME が発売されたので、もうちょっとだけ待てば良かった(´д`)。
一応このスケールで 0.4g を計量したわけですが、ちょっと精度が怪しい感覚があったので次回散布するときには DIME のスケールを使うことにしよう。

顆粒状の除草剤と液状の展着剤を噴霧器に入れて水で希釈します。0.4g というとめちゃくちゃ少なくてちょっと不安になりますが、本当にこの分量で良いっぽい。
早く撒きたくて勢いよく水を注いだら容器が泡立ってしまい、逆に泡が収まるまで待つ羽目になりました(汗

希釈できたら蓋を閉めて、ポンプで空気を送り込みます。噴霧器はこの空気圧を使って噴霧できるから、じょうろ等よりもラクにムラなく撒くことができます。

そして散布から 4 週間後。

まずは芝生に毎年はびこっているスズメノカタビラ。いつもは青々と育って種子を撒き散らすのが、全体的に茶色くなって枯れてきているのが分かります。こいつは抜いても後から後から生えてきてキリがないので、これで根絶できることを望みます。
まあスズメノカタビラの生育期は秋~春でこれからはむしろ落ち着いていく季節に入るので、シバゲンの効果がどれくらいあったかはよく分かりません。

続いてタチイヌノフグリ。これも庭の隅のほうで地味にニョキニョキと伸びていたのが、見事なまでに枯れてくれました。

こちらはウラジロチチコグサ(だと思われる)。冬~春くらいまではこれとアレチノギク等のキク科の雑草が地面を這いつくばるように生えていて暖かくなると伸びてきていたのが、シバゲンを撒いてから生長がピタリと止まりました。スズメノカタビラやタチイヌノフグリほどわかりやすく枯れてはいないものの、葉が徐々に朽ちてきていて効いているのが分かります。

これもチチコグサ系の茎が伸びてきていたやつですが、見事に生長が止まって先端から枯れ、萎れてきています。

この 4 週間あえて草むしりをせずに雑草の変化を観察してきました。シバゲンを散布してから 1~2 週間はあまり変化が見られませんでしたが、3~4 週間目で多くの雑草が枯れていきました。ある程度生長した雑草への効果は弱かったものの、明確に「生長が止まる」のと「新しく生えてこなくなる」のが見えてちょっと感動。シバゲン DF 自体は雑草処理(枯らす)と土壌処理(生えてこないようにする)の両方の効果を持つ農薬とのことですが、速効性はない代わりに土壌処理効果が強いようですね。またかなり幅広い雑草に効果があり、これ一種類撒くだけでほぼ済んでしまうのもありがたいところ。

私が今まで試してきた選択性除草剤の中で一番効果がありました。これで枯れた雑草を抜いて芝刈りをしたら秋口まで雑草は生えてこなくなるはず。今後は春・秋の年 2 回これを散布していこうと思います。ある程度傾向が掴めてシバゲンが効きにくい雑草の種類が分かってきたら、他の除草剤との混合も試してみたいところ。
あとは庭の一部で苔や藻も増えてきているので、次はその対策も考えてみようと思います。

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