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芝生のサッチ除去とエアレーション

現在もリモートワーク生活を続けている人の中には自分のペースで仕事ができて出社するよりも働きやすいと感じている人も少なくないようですが、私は(リモートワークだけのせいではなさそうですが)そうはいかず、平日はちょっとコンビニに出かけるのもままならないくらい時間のない生活になっています。するとほんの五分の休憩時間に気分転換するには庭に出て外の空気を吸うくらいしかなく、COVID-19 以前に比べて庭に出る機会が増えています。そこで必然的に芝生の様子が気になるようになってきました。

このリモートワーク期間中にシバゲンの散布コケ対策を施して以前よりも芝の生育環境は随分改善されたはずなのに、我が家の庭にはまだ枯草色をした部分が多い。

芝生

地表にはギンゴケが覆っている部分もそれなりにあるし、肝心の芝に日光がうまく当たっていないのかもしれません。
また芝刈り機で刈った芝の残骸が取り切れておらず、それが枯草色の原因である可能性もあります。

何か対策をしたほうが良さそうだな、と思っていたら、ある日芝生にこんなものが発生しているのに気づきました。
※グロ画像が苦手な人は見ない方が良いかもしれません。サムネイル小さめにしておきます。

マメホコリ

何か小動物か虫の卵か?と思って調べてみたら、これは「マメホコリ」という粘菌の一種のようですね。
このオレンジ色の塊の中には胞子が入っているようです。

どうやら湿度が高い環境で発生・繁殖しやすいらしい。ここのところずっと雨でしたからね…。
数時間も日光に当たるだけで写真の下半分にあるような灰色に変色して目立たなくなっていきました。

このマメホコリ自体には毒性はないようで、これへの対策を施している事例も見つかりません。見た目的にはかなり不快なんですが。
しかし一週間ほど放置していたら、いつの間にかどこかに行っていました。

とはいえ、いよいよこれは何か対策をした方が良さそうです。
芝の刈りカスや駆除した雑草の堆積層(サッチ)が厚くなりすぎて芝への日照が不足すると同時に雑菌やコケ類の温床となっていること、それと地面の通気性・水はけが悪くなっていることが原因と考えられます。そこで、ホームセンターで以下の器具を買ってきました。

浅香工業 / 金象印 伸縮式スライドガーデンレーキ 大
ARC / 芝カッター 一体式三本爪タイプ

ガーデンレーキ&ローンスパイク

サッチを除去するためのレーキ(熊手)と、ホッピングマシーン…ではなく(ぉ)地面にエアレーションを行うためのスパイクです。
ガーデニング用品を扱っているホームセンターなら普通に売っているようですね。

ガーデンレーキ

レーキは安価な竹製のものから数種売られていましたが、長持ちしそうな金属製のものを選びました。
熊手の部分がスライドして「全長が長く、間隔が広い熊手」と「全長が短く、間隔が短い熊手」の両方の状態にできるのが使い勝手が良さそうだったので。サイズは大小あり、庭の広さ的には小でも事足りそうだったけど絶対に腰を痛めそうな予感がしたので大を選択しました。

ガーデンレーキ

今までは芝刈り後に箒で刈りカスを集める程度しかしていなかったので、初めてレーキを使ってみたところほんの 10 秒くらい地面を撫でたでサッチが取れる取れる。これだけ地表に堆積していたならそりゃあ芝の発育も悪くなりますわ。30 分くらいかけて庭全体のサッチを集めたところ、30L のゴミ袋が一杯になるくらい取れてしまいました(汗

芝生

サッチを除去した後の芝生。まだまだ枯草色の部分は多いですが、あまりしつこくやるとまだ元気な芝生も剥がれてきてしまうのでほどほどにしておきました。これでも地表が見えてきて、少なくとも芝に対する日照や水はけは随分改善されていることが期待されます。サッチと一緒に地表を覆っていたギンゴケも一部剥がすことができて一石二鳥。

ローンスパイク

その後、ローンスパイクで地面に穴を開けてやります。写真だと判りにくいかもしれませんが、芝生に一定間隔で穴が空いています。
芝生が一度張ってしまうとその後に土を耕すことは難しいですが、これにより地面に穴を開けて通気性と水はけを良くし、耕したのと同じような効果が期待できるとのこと。また一旦張った芝の根をわざと切ることで改めて根の発育を促し、より強い芝生にする効果もあるようです。

穴を開けるにはスパイクを足で踏んで地面に刺し込んでいくわけですが、狭い庭の中でも場所によって地面の固いところと柔らかいところがあり、柔らかいところのほうが芝の発育が良いことが感触で判ります。固いところは改めて耕すなり土を入れ替えるなりしてやったほうが本当は良いのでしょう。これについても追い追い考えていきたいと思います。

天気予報によるとあと 1~2 週間は雨が続くようですが、これで梅雨明けとともにさらに美しい芝生に育ってくれることを期待しています。

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