「DAZN for docomo」、10月契約分から980円→1750円に – ケータイ Watch
DAZN が docomo と提携して展開している「DAZN for docomo」が料金体系を改定し、10 月以降の新規契約者の月額利用料が 1,750 円に値上がりすることが発表されました。
現在は docomo ユーザーであれば ¥980/月 で視聴できていた DAZN。「for docomo」といっても d アカウントでログインし、携帯電話料金と合算して請求されること以外は DAZN と直契約するのと変わらぬサービスを受けられています。つまり「docomo ユーザーで該当するスポーツのファンならば DAZN 直よりも docomo 経由で契約しない理由はない」サービスだったわけですが、この価格改定によって DAZN と直接契約するのと同額になることになります。なお 9 月末までに契約したユーザーは改定後も現在の料金のまま継続されるようです。
価格改定の背景は明らかにされていませんが、DAZN と docomo の間で何らかの条件(サービス開始からの期間や会員獲得数など)を設定した上での価格だったのでしょうかね。COVID-19 による生活様式の変化で各種 VOD サービスは利用者数・利用率を大きく伸ばしたと言われていますが、スポーツに特化した DAZN はこの春の大規模スポーツイベントの中止・延期によって一人負けに近い状態に陥っていたことは想像に難くない。まあつい先日 J リーグとの放映権契約延長を発表したばかりですし、そんな短期的なことで料金改定したとは考えにくいですが、DAZN あるいは docomo のどちらかで収益に対する考え方の変化があった可能性はあります。
私は 2 年前の F1 シーズン開幕に合わせて DAZN for docomo を契約し、シーズン終了とともに解約するという使い方をしてきましたが、こうなると現行契約のままシーズンオフも契約し続けた方が得という計算になります。現契約を継続するなら新料金比で毎月 770 円(年間 9,240 円)安くなるのに対して、近年の F1 はシーズンオフが実質 1・2 月だけなので新料金に当てはめると ¥1,750×2=¥3,500 しか節約できません。
将来的に既存契約者向けの月額料金も値上げされる可能性も否定できませんが、少なくとも今の前提が変わらない限りは docomo ユーザーは現契約を保持しておくべきでしょう。
ちなみに現行の料金体系が続く 9 月末日までに DAZN for docomo に契約し、キャンペーンサイトにエントリーすると抽選で 500 名に d ポイント 10,000 ポイント分がプレゼントされる「すべりこみキャンペーン」なるものも開始されています。docomo 側がこういうキャンペーンを実施するということは、やはり料金改定は DAZN 側の理由によるものと考えて良さそうですね。
本キャンペーンは新規契約者だけでなく一度解約した再契約者も対象になるようなので、既に契約している人もキャンペーンのために解約→再契約するのも手ではないでしょうか(笑。私もちょうど今週末に開催される F1 ベルギー GP を見終わったら一旦解約して、来週のイタリア GP に向けて再契約しようかな…。
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